学校推薦型・総合型選抜は「多様性が評価される入試」「早期に合格が決まる」 といったイメージが強いが、実際のところはどうなのだろうか。
先輩の実例とともに、学校推薦型・総合型の受験戦略について考えよう。
【第6回】
学校推薦型・総合型を目指すなら不可欠!
--- 秋からの並行戦略 ---
学校推薦型・総合型に求められる“学力”
学校推薦型・総合型狙いでも
共テ・一般選抜対策は必須
学校推薦型・総合型は「学力試験のみによらず学生の個性や長所を評価する入試」で、近年その枠は増加傾向にある。ただし、あくまで「学力試験『のみ』によらず」である。調査書の学業成績や共通テスト(以下、共テ)によって基礎学力も評価することが基本で、そのため国公立大学では「共テ免除」から「共テ課す」方式への移行が多い。また、「共テ免除」でも入学時に共テの成績を提出したり、進学後に共テ相応の学力が前提とされるケースもある。いずれにせよ学校推薦型・総合型を目指すなら、同時に共テ対策も視野に入れておく必要がある。