全国の国公私立大のさまざまな入試で、英語外部検定利用入試(外検入試)を実施する大学が増え続けている。
その概要をきちんと押さえて徹底的に利用し、受験の英語力アップと志望校合格につなげよう!
*本記事のグラフデータは、専門職大学、通信制のみの大学、文部科学省所管外の大学校を除く、全大学の募集要項、入試ガイド、ホームページなどを、旺文社教育情報センターが調査したもの。
*英検®は公益財団法人「日本英語検定協会」の登録商標。
STEP1 そもそも外検入試とは?
検定試験の結果を用いて、受験生の英語力を判断する
まずは「外検入試」について、きちんとその内容を把握しておこう。
大学受験における英語の試験は、大学入学共通テスト(以下、共テ)では大学入試センターが、国公私立大の個別試験では各大学が作題し、実施している。一方で、英検®(実用英語技能検定)やTOEFL、TOEIC、TEAPなどさまざまな英語の検定試験(外部検定)が日本国内で行われ、受検したことがある人も多いことだろう。
外検入試とは、こうした外部検定を受検し、その成績やスコアを持っている人を対象に、各入試の実施に当たり、その成績やスコアを出願資格としたり、得点化して合否判定に利用したりするという方式。つまり、各大学の入試で、受験生の英語の学力を、外部検定の結果を用いて判断するものだ。