新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く2022年入試。
前年の経験を生かし、国公立大2次試験でも、各大学で様々な対応がなされる。
前年と何が変わり、変わらないのか、その概略を8月中旬現在の発表からまとめた。
2021年の国公立大2次では コロナ禍にこう対応した
新型コロナウイルス感染拡大(以下、コロナ禍)の影響に対処するため、2021年(以下、 21年)入試では、大学入学共通テスト(以下、 共通テスト)に「第1・第2日程」と特別追試験が設けられるとともに、文部科学省からは各大学における追試験の実施や日程振替、休校措置に伴う「学業の遅れ」への対応として、個別試験における出題範囲の配慮なども要請された。それは、国公立大が昨年7月末までに発表した「入学者選抜要項」にも基本的に反映されたが、その後もコロナ禍対応の変更は各大学から随時発表され、流動的な状況が続いた。