大学に入ってからが本当のスタートです。
有意義な大学生活をおくるには「キャリア」を意識しておくことが大切。
とはいっても、「キャリア」って何でしょうか?
ここでは「キャリア」の意味を学びながら、将来に備えて大学生活をどのようにおくればよいかを考えてみたいと思います。
では、それを専門とする学部の先生にお聞きしましょう
「先生、キャリアとは何ですか?」

武石恵美子先生
法政大学 キャリアデザイン学部長
《プロフィール》
法政大学 キャリアデザイン学部長。博士(社会科学)。専門は、人的資源管理論、女性労働論。筑波大学第二学群人間学類卒業後、労働省(現・厚生労働省)、ニッセイ基礎研究所、東京大学社会科学研究所助教授を経て、2006年4月より法政大学。著書に『雇用システムと女性のキャリア』『キャリア開発論』などがある。
「どんな仕事に就くか」ではなく「どう生きるのが幸せか」を基準にして、将来につながるキャリアを考えましょう
●キャリアとは?
その人が歩んできた軌跡であり、今のあなたを形成するもの
「キャリア」とは、その人がたどってきたこれまでの選択の結果といえます。人は、生きる過程でさまざまな場面に直面し、そこで数ある選択肢の中から進む道を選んで人生を歩んでいます。そうした選択とそれに伴う経験が積み重なった結果として、現在の自分があるのです。