近年の大学入試では、長文を読み、全体の内容を把握する問題が増えています。
そこで今回は、個別試験で出題される大意要約問題を取り上げます。
要約を“感覚” で書いてきた人、必読です!
大意をつかみ要約する力を身につける
各段落の要点をなんとなくつなげて、大意要約を作っていませんか?
筆者のメッセージは
段落の数だけある
今回は大意要約について書いていきます。大意要約問題の出題の有無に関わらず、長い文章を出題する大学を受験する人には、大いに役立つはずです。
長い文章の読み方については12月号でも少し触れましたが、非常に重要なことなので再度書きます。入試で使われるような長い文章を読む際には、全体を読もうとするのではなく、各段落でどういうことが書かれているのかを念頭に置いて読んでいくのが鉄則です。知らない語があっても、段落のカタマリとして筆者の言っていることがつかめれば問題ありません。段落ごとの筆者の主張が理解できれば、文章全体の流れも理解できます。800語程度の長い文章でも、「100語×8ブロック=800 語」と考えればいいのです。