共通テスト対策がメインになるこれからの時期。
しかし難関大学志望者は、共通テスト対策に注力し過ぎて記述力を落とすことは絶対に避けたい。
残り時間が少ないからこそ、共通テスト対策を通じて記述力も高める効率のいい対策をするのが理想だ。
この記事では共通テストと記述の対策を兼ねるコスパの高い対策について、螢雪アドバイザー・堀浩司先生と、難関大学の先輩2人からアドバイスをもらった。
国語科教諭。滋賀県の公立高校(守山高等学校、草津東高等学校など)で進路指導部長等を務め、きめ細やかな「仕掛ける進路指導」をモットーに、学力向上や進学実績向上に向けた改革に取り組んできた。生徒の心に火を点ける指導に定評があり、数多くの生徒を志望校合格に導いている。2021年度より、龍谷大学高大連携推進室フェロー。
先生目線で伝授!
共テ対策と記述対策それぞれを高い精度で行うことがコスパの高い対策になる!
共テ対策と記述対策は、相互に補完し合っている
多くの受験生は、共通テスト(以下、共テ)対策と記述対策は別物だと考えがちです。しかし、どちらかに限って有効な対策は、実はほとんどありません。共テ対策と記述対策には重なる部分が多くあり、相互に補完し合っているのです。ここで重要なのは、両者が重なっている部分を強化することで、共テ対策と記述対策の両方のレベルアップを図れる相乗効果があることです。それぞれの対策を高い精度で行うことが、結果的にコスパのいい対策につながります。