共通テストまで、残り約4か月。
「時間が足りない!」と焦る受験生のため、脳科学に基づいたより効率的な学習法を、東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之先生に聞いた。
脳の性質を利用すれば、苦手だって克服できちゃう!?
効率的に勉強して、ムダのない秋を過ごそう!
東北大学 加齢医学研究所 教授 瀧 靖之 先生
東北大学加齢医学研究所教授/東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター副センター長。医師、医学博士。脳の発達や認知機能に明るく、『脳医学の先生、頭が良くなる科学的な方法を教えてください』(日経BP社)など脳に関する著書多数。
学力向上は良いことづくし!
脳は変化する!
受験生の皆さんは「学力を高めたい!」と考えていると思います。それは志望校に合格したいから、進路選択の自由が増えるからですよね。でも、学力が上がると、ほかにも良いことがたくさんあるんです。実は学力の高さは、コミュニケーション能力などの非認知能力、ソーシャルスキル、自尊感情の高さに関係しています。また、メンタルヘルス、精神的な健康にも関係していると言われ、学力を高めるというのは、良いことづくしなんです。