なんとなくわかるけれど正答に結びつかない、リーディングはいいけれどリスニングは苦手…などなど、難関大を目指す受験生にとって悩みの種になりがちな「英語 リスニング」。
共通テストでは「1回読み」かつ長い英文が出題されており、早めの対策が肝心だ。
同記事+『螢雪時代7月号』付録で、完全攻略を目指そう!
㈱プラスティー教育研究所 浄泉 和博 先生
第1問~第3問で満点を取れる確実なリスニング力が攻略のカギ!
共通テスト「英語 リスニング」では、短めの発話や対話を聞いて理解する力(前半)や、長い講義や会話を聞きながら必要な情報をつかんだり、論点を整理したりする力(後半)が求められる。高得点を取るためには、難易度の高い後半部分(第4問以降)の対策を考えたくなるかもしれないが、まずは配点の半分以上を占めている第1問~第3問(59点満点)で満点を取れるようになることを目指そう。2021年・2022年の平均点は55~60点程度なので、第4問以降を解かなくても平均に近い点数を出せるようになることが高得点への第一歩だ。
リスニング試験のプロセスは、「聞き取る」⇨「理解する」⇨「答える」の3段階。「答える」に集中するためには、「聞き取る」⇨「理解する」のプロセスでいかに頭のエネルギーを節約できるかが重要になる。本記事では共通テストの各大問の特徴や対策にも触れていくが、まずは地に足のついたリスニング力を身につけることを意識してほしい。