「ゴールを決めて逆算」が 難関大合格への基本手順!
本誌読者の多くは、来春、難関大に入学したいと思っていることだろう。だが、目指す大学も決めず、漫然と難関大にあこがれを抱き、合格を夢見ているだけでは、けっして道は開けてこない。困難な難関大合格への道を切り開くには、まず、この1年追いかける受験の最終目標=志望校を決めることが先決だ。
志望校が決まれば、必要な受験科目と学力レベル、そして試験日が決まる。すると、それらから受験までの学習目標・スケジュールを逆算でき、そこからさらにやるべき具体的な学習内容が逆算できる。言うなれば、"難関大合格の精密な設計図"が描けるわけだ。もちろん、志望校の決定は早いに越したことはない。
難易度については、この時期であれば、さほど気にする必要はない。必要な学習を明確にし、計画的に消化していけば、現状とのギャップが大きくても合格できる可能性はある。何より自分が「本気で行きたい!」と思える大学を選ぶことが大切だ。志望校の決定は将来にも影響する重大な選択であるし、納得できる志望校の存在と合格への明確な学習目標は、受験勉強に全力を注ぐための心強いエネルギー源になる。