総合型選抜の出願は9月15日から始まり、学校推薦型選抜の出願もいよいよ11月1日からスタートする。だが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、選抜方法や入試日程等を変更する大学が増えると予想される。そこで、「募集要項」での最終確認や、本番直前の小論文・面接対策などについて、稲葉 靖司先生にアドバイスをいただいた。
愛媛県立今治西高等学校 進路課長兼進路指導主事
稲葉 靖司 先生
選抜方法・日程等を募集要項でチェック
面接が「対面→オンライン」などとなっていないかを確認
大学受験の方法は、主に「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」の3つです。入試日程に応じて、それぞれの募集要項が順次発表されます。インターネット出願の導入に伴い、紙媒体の募集要項がない大学も増えています。その場合は、必ず各大学のホームページで募集要項を確認しましょう。
特に注目しなければならない点は、①選抜方法、②出願要件、③受験機会の3つです。①では、入試科目の変更や、個別試験の出題範囲の配慮について、②では、英語外部4技能試験の資格等について、③では追試験や別日程の振り替えなどが示されています。また、「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」では、会場での試験の代わりに課題提出に変更したり、オンラインによる個別面接・プレゼンテーションに変更したりする大学が増えると予想されます。各大学によって対応は様々ですので、志望校の受験について最新の情報をチェックしてください。