浄泉 和博(じょうせん かずひろ)先生
《プロフィール》
(株)プラスティー教育研究所英語講師。東京外国語大学外国語学部英語専攻卒業、同大学院英語教育学専修コース修了。英検1級取得済み。大学での専攻とさまざまな現場での豊富な指導経験をもとに、学校教員への研修なども担当する。
大学入学共通テストでは「英語リスニング」が難化&配点がアップすると聞き、焦っている受験生もいるのではないだろうか。
つい後回しにしがちなリスニングの学習だが、とにかく始めることが大事だ。
今回は、苦手意識がある人も無理なく楽しくできる学習習慣を紹介しよう。
英語リスニングは
早期の対策開始が“超”重要!
英語のリスニング学習において何よりも大切なのが、早めに対策を始めること。とはいえ、頭ではわかっていてもなかなか行動に移せないものだし、手間のかかるものであればなおさら気がひけるもの。リスニング学習でいえば、問題を解いて、何度も音源を聞き直して、スクリプトをチェックして、音声変化の分析をして、リピーティングやシャドウイングなどの音声トレーニングをして…というのは、言わずもがな「手間」の象徴だ。もちろん、上記のような手間のかかるリスニング学習も大切だが、手間のために学習そのものから遠ざかってしまっては意味がない。そこで今回は、気軽に取り組めて効果のあるリスニングの学習習慣を紹介する。最初からすべてをやろうとせず、まずは自分ができそうなものから試してもらいたい。学習習慣の紹介に先立って、英語リスニング学習における3つの鉄則を伝えておこう。