1年の間に学力の壁を次々と乗り超え、難関大合格を勝ち取る受験生の勉強法は、学力の壁を越えられず、それなりの大学で妥協する受験生の勉強法と何が違うのか?
受験に向けて本格的にスタートを切る今、この点をぜひ押さえておきたいところだ。
多数の著書などを通して、受験生に「勉強のやり方」を指導する清水章弘先生に、受験で大きな成功をつかむための“勉強法の7つのルール”を教えていただいた。
㈱プラスティー教育研究所 代表取締役 清水 章弘先生
最後まで走り抜くために、まず正しい勉強法を確立!
1年間の受験勉強はマラソンみたいなものだ。気合いと根性でガムシャラに走っても、悪いフォームでは最後まで体力がもたない。正しいフォームで走ることができる人が、荒れた険しい道でも最後まで走り抜けることができる。
今年から入試が変わる。みんな不安な気持ちを抱えている。けれども、問われる学力の本質は変わらない。共通テストの傾向に過剰に振り回されることなく、まずは基本となる“正しい学習法”の確立に注力してほしい。
ここに挙げた7つのルールは、どれも受験生の幹になる部分だ。真の意味で「受験生」になるためのエッセンスを詰め込んだ。ぜひ参考にしてもらいたい。
最後に。合格する人の多くは、他の人よりも早く「受験生」になって走り始めた人だ。7つのルールをヒントに、幸先のよいスタートダッシュを決められるように願っている。
Rule1
各時期の模試を基準に1年間の目標を定めよ!
1年後の合格という長期目標を達成するには、1年を各時期に分割して中期目標を定め、それを段階