《監修》 時間管理コンサルタント 水口 和彦さん
「夏休み中にやる」はNG
「いつやるか」を決める!
「何時間やるか」ではなく「何をやるか」というタスクベースで考える。これが、時間管理の鉄則だ。夏休みに向けては、「何をどれだけの時間でやるか」を具体的に洗い出すことから始めよう。
例えば、「日本史を夏休みの間に仕上げる」はざっくりしすぎていてNG。まずは「何を」の部分について、教科書を何回読んでどの問題集を解くのかといった夏休み中にやるべき課題(=タスク)を具体的に書き出そう。その際に、「絶対にやること」「できればやること」「できなくても仕方がないこと」と3段階くらいで優先順位をつけておくと計画が立てやすい。
続いて、「自分の持ち時間」を洗い出す。「夏休み=たっぷり時間がある」と思いがちだが、塾・予備校の講習があったり家族の予定があったりして、自分の勉強に当てられる時間はそこまで多くはない。すでに決まっている予定を書き出し、どこにどれだけの時間があるかを明確にしよう。
そして、ここからが時間管理の本番。持ち時間を見ながらタスクを分配していくわけだが、ルールが3つある。
いつ、何をやるか
実行日を決めること
1つ目は、「いつまでにやるか(期限日)」ではなく「いつやるか(実行日)」を決めること。「夏