センター試験後に気持ちの糸が切れたようになり、勉強への意欲や集中力がなくなってしまう…。そんな“燃え尽き”状態を防ぐにはどうすればいいのか、そして、そんな状態からどうすれば回復できるのか、長年、多くの受験生をメンタル面から支えてきた心理カウンセラーの中野良吾先生にお聞きしました。
監修 中野 良吾 先生
燃え尽きるほど頑張った自分を認め、充電する
センター試験が終わったら、誰でも多少は気持ちが緩むもの。センターリサーチの結果が出るくらいまでは、気晴らしをして気持ちを切り替えましょう。おすすめは、部屋の片付けをすること。体も動かすことになるので、部屋も身も心もスッキリして、2次試験に向けて頑張ろうという意欲も湧いてきます。
一方、2次試験に向けて頑張らないといけないのに、なんだかやる気が出なくて頑張れない…という、いわゆる“燃え尽き”の状態が続くと、そんな自分が嫌になったり焦ったりと、悪循環を引き起こしてしまいます。“燃え尽きた”ということは、心身のエネルギーが燃え尽きるほど一生懸命に頑張った証し。まずはそれだけ頑張った自分を認めましょう。そして、どうすればエネルギーを充電できるのかを具体的に考えていきます。睡眠不足が続いているのであれば好きなだけ寝る、試験前から食欲が落ちて