実力を飛躍させ、難関大合格をつかむ受験生は、普通の受験生とどこが違うのか?
1年後、最高の受験結果を手にするために、そこをしっかり押さえておきたいもの。
受験指導のカリスマ・和田秀樹先生に、難関大に合格する受験生の条件を伺った。
受験技術研究家・精神科医
和田秀樹先生
自分の可能性を信じ、改善できる受験生が勝つ!
これから受験勉強を始めようという君たちにまず伝えたいのが、スポーツと同じように、受験勉強にも正しいやり方・方法論があるということ。間違った方法でがむしゃらに勉強しても、思うような結果は出ない。逆に言えば、勉強をしても成績が伸びないからといって、「自分はダメだ」とあきらめてはいけない。それはただ、やり方が間違っているだけ。「伸びないのには原因があり、それを改善すれば必ずできるようになるはず」と、自分の可能性を信じて改善に努めることが何よりも重要なのだ。
これから1年間、そうした姿勢を貫くことができれば、現時点では到底無理と思っているような難関大にも合格できる可能性は十分にある。しかも、得られるのは受験結果だけではない。より良いやり方を追求する経験を通して身につくさまざまなスキルは、その後の人生を自ら切り拓く力にもなる。そう、受験勉強は、“生きる力”を身につける絶好のチャンスなのだ。
[5つの条件] その1:完璧主義は捨て、ムダを省いて要領よく勉強
「難関大合格者=ガリガリ勉強してきた人」というイメージがあるかもしれない。だが実際は、合格への最短ルートを考え、要領よく勉強してきた人が合格している。入試では満点をとる必要はないし、