受験勉強も、いよいよ後半戦に突入!
志望校合格に向けた本当の戦いはこれからだ。
だが、秋から実力を飛躍させる受験生がいる一方、思うように実力を伸ばせず、苦悶する受験生もいる。
実力を伸ばし、合格をつかむ受験生は何が違うのか?
長年多くの受験生を指導してきた和田秀樹先生に、秋から伸びる受験生の特徴を伺った。
受験技術研究家・精神科医 和田秀樹 先生
志望校合格を強く願い、「受かる勉強」をする
これからの時期に重要なのは、志望校に受かりたいという強い願望と「受かる勉強をする」ということ。勉強法が誤っていれば、どんなに頑張っても、時間や労力に見合った成果を得られず、「受かる勉強」をした受験生には勝てない。情報を集め、試行錯誤しながら自分に最適な方法を見いだしてほしい。こうした経験は、受験後もムダにはならない。勉強法をはじめ、受験を通して身につけたスキルは、社会に出てからも必ず役に立つ。
1.ここが違う!
合格最低点まで「あと何点?」が見えている
和田式受験勉強法の軸の一つが、偏差値や模試判定ではなく志望校の合格最低点の突破に目標を設定すること。志望校の合格最低点と現状の自分の学力とを比較し、「あと何点伸ばせば合格できるのか」