page_top

後半戦はこのプランで勝負!【吉田式】目標・計画で“やる気”を最大化!

  • 吉田式 秋からの“やる気”徹底強化塾

達成したい目標があるから、意欲が生まれる。意欲があるから計画を実行でき、目標を達成できる。
そして目標達成により、さらなる意欲が生まれる。この好循環をどうつくるのか、吉田流極意を伝授!

吉田 たかよし先生
《プロフィール》
医学博士・本郷赤門前クリニック院長。東京大学工学部卒。NHKのアナウンサーとして活躍後、医学部に再入学し、東京大学大学院医学博士課程修了。現在、受験生専門の医療機関・本郷赤門前クリニック院長、受験医学研究所所長、学習カウンセリング協会理事長。最新刊『「受験うつ」からわが子を守る本』(洋泉社)ほか、多数の著書を執筆している。

目標と意欲は表裏一体、過剰な目標に要注意!

 そもそも意欲というのは目標達成のための脳の装置であり、意欲をうまく引き出すためには適切な目標設定が不可欠だ。脳科学的に最も意欲が高まるのは達成率7割程度の目標だが、多くの受験生は過剰な目標を立ててしまうもの。高い目標は立てた時点で一時的に意欲が高まるが、実際に達成できず、できないことでストレスが増大して意欲喪失…となってしまう。

 では、合否を分ける秋からの目標は、どう立てればいいのか。最適な目標を設定するには、まず現実を直視して自分の現状を知ることが不可欠。そこで目標を立てる前に、志望校の過去問を解いてみよう。それで合格に必要なことの全体像が見えてくれば、脳が費用対効果が高いと認識して意欲スイッチをONにする目標の設定が可能になる。現実から目をそむけないこと。

 そのうえで、12月以降は直前対策期と考え、9~11月の3か月の目標を立てる。盛り込みすぎによる挫折を防ぐためには、2段階で目標を設定するといい。まずは、11月までに「自分がやりたいこと」を書き出し、そのうちより優先度が高いほうの半分を第1段階の目標とし、残りの半分を第2段階の目標とする。そして、第1段階は最低限の目標で達成必須、第2段階の目標は余裕があったらやると決める。2段階の目標を9~11月の各月に割り振ってスケジュールを明確にすれば、当面の目標は完成だ。また、目標を設定する際には、「ケアレスミスをなくす」「リスニング力を伸ばす」というような「熟達目標」を掲げるといい。「A判定をとる」「参考書を1冊終える」というような「遂行目標」だけだと、達成できなかったときの不安・不満感が大きく、意欲低下につながりかねない。

 月単位の目標を立てたら、週単位で具体的な計画を立てながら学習を進める。ここでのポイントは、1週間の振り返りとそれを踏まえて次週の計画を立てる「決算日」を週1回設けることだ。そして、週の目標が7割達成できたら拍手をして自分をたたえ、側坐核を刺激しよう。

 また、日々の学習意欲を高めるには、目標の達成度を「見える化」して、より明確に意識できるようにすることも効果的だ。参考書の目次のコピーを壁に貼り、終わった項目を赤ペンで消していく、などの方法で「見える化」すると、達成感が強化されて次への意欲につながる。


“やる気”を引き出す「秋の目標・計画」の立て方

1 課題分析

志望校の過去問を解いて現実を直視する

●得意or苦手な分野や問題形式は?
●志望校合格ラインと現状の距離は?
●学力・得点を伸ばせるところは?  などをチェックする

吉田先生のアドバイス

 側坐核が意欲スイッチをONにする“費用体効果の高い目標”を立てるには、志望校の過去問による課題分析が不可欠です。できない現実を知るのを恐れてはいけません。意欲を高めるためにも、現実を正しく把握しましょう。

  ↓↓

2 目標設定

月単位の目標を立て、ロードマップを作成する

STEP 1:9~11月に自分がやりたい学習を書き出す
STEP 2:そのうち半分を、達成必須の第1目標とする
STEP 3:残りの半分を、余裕があればやる第2目標に
STEP 4:2つの目標をそれぞれ1か月単位に割り振る

吉田先生のアドバイス

 目標を2段階に分けることで、ダブルの達成感を味わうことができます。現実的かつ効果的な目標を立てる自信がない人は、学校や塾・予備校の各科目担当の先生に相談し、客観的な視点からアドバイスしてもらいましょう。

  ↓↓

3 計画立案

各月の目標をもとに、1週間の具体的計画を立てる

●脳が喜ぶ“達成率7割”を目処にプランニングする
●週1回「決算日」を設け、反省&翌週の計画を立案

決算日には…
・計画内容が7割達成できたら拍手をして自分をたたえる。
・自分にプラスになる反省点や発見はメモして活かす。
・実績も踏まえ、達成率7割となるよう翌週の計画を調整。

吉田先生のアドバイス

 決算日は金土日のいずれかとし、夜の10~15分程度の時間で、1週間を振り返り、翌週の計画を立てます。最適なノルマの目安は達成率7割。計画立案・実行を繰り返すうちに、そのボリューム感がつかめるはずです。

  ↓↓

4 計画実行

達成感を強化して、次への意欲を生み出す

●各ノルマと達成状況を「見える化」する
●拍手したり、声に出して勉強した自分を褒める

  ↓↓

側坐核が刺激され、意欲スイッチがONに!


吉田先生のアドバイス

 側坐核はわかりやすいものに反応するので、赤ペンで消すときは太いマーカーなどを使い、色の面積を大きくするとビジュアルのインパクトが強まり、より効果的です。また、自分を褒めるときは、頭の良さではなく努力を評価してください。

この記事は「螢雪時代(2017年9月号)」より転載いたしました。


蛍雪時代

螢雪時代・10月号

国公立大&難関私立大合格!のために読む雑誌

先輩合格者の「合格体験記」、ベテラン予備校講師の「科目別アドバイス」をはじめ、センター試験関連情報 や大学入試の分析&予想など、お役立ち情報満載の月刊誌。志望校・合格へあなたをサポートします。

「螢雪時代」のご案内は、こちら

吉田式 秋からの“やる気”徹底強化塾 記事一覧

記事一覧に戻る

勉強法&本番攻略法 記事一覧

勉強法&本番攻略法 記事一覧に戻る

今月の入試対策

supported by螢雪時代

大学を比べる・決める

My クリップリスト

0大学 0学部 クリップ中