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学習時のひと工夫で効果絶大!【吉田式】“やる気”を出す6つのメソッド

  • 吉田式 秋からの“やる気”徹底強化塾

勉強するときの環境や方法をちょっと変えるだけでも、やる気は高めることができる。
ここでは、吉田先生が太鼓判を押す意欲アップの簡単メソッドを紹介する。ぜひ、お試しあれ!

吉田 たかよし先生
《プロフィール》
医学博士・本郷赤門前クリニック院長。東京大学工学部卒。NHKのアナウンサーとして活躍後、医学部に再入学し、東京大学大学院医学博士課程修了。現在、受験生専門の医療機関・本郷赤門前クリニック院長、受験医学研究所所長、学習カウンセリング協会理事長。最新刊『「受験うつ」からわが子を守る本』(洋泉社)ほか、多数の著書を執筆している。

勉強開始5分間はウォーミングアップ

 スポーツと同じで、勉強にも脳のウォーミングアップが必要。いきなり難問や苦手科目に取り組むのではなく、最初は簡単なこと(単純な計算問題など)や得意なことから始めよう。脳には、一度やり始めるとエンジンがかかってどんどん調子が上がるという性質があり、これを作業興奮と言う。自分ができることをこなしているうちに意欲のスイッチが入り、チャレンジングなことにも取り組めるようになるのだ。時間を5分間と決めておくことも重要。あまり長いとダラけてしまい、効果が半減してしまう。

●効果・メリット
「作業興奮」でスイッチオン! チャレンジングな勉強も準備OK


背筋を伸ばして姿勢を正す

 意欲を司る側坐核に刺激を与える方法の一つが、姿勢を正すこと。背筋をピンと伸ばした姿勢をとると、側坐核は「頑張らないといけない状況だ」と認識し、意欲スイッチがオンになりやすい。また、この姿勢は脳に適度なストレスを与えて良い緊張感を生むため、脳がしっかりと働くというメリットもある。長時間勉強をしていると、つい背中が曲がって姿勢が崩れてくる。すると、意欲が低下し、緊張感がないため気持ちもダラけてくる。「少し疲れた」と感じたら姿勢を意識し、背筋を伸ばしてみよう。

●効果・メリット
脳が「頑張る状況」と認識し、やる気モードになりやすい


50分勉強したら、10分の休憩を挟む

 高い意欲や集中力を持続できるのは、約1時間が限度。そこで、「50分勉強+10分休憩」とリズムで勉強するのがおすすめだ。計1時間で予定も組みやすい。気合いやノリで休みなく勉強を続けていると、自覚はなくても効率は落ちていく。もし休みなく2時間連続で勉強できているのであれば、それは集中度が低いことの証し。50分経ったら休まざるを得ないくらい、勉強中は徹底的に集中しよう。休憩時間には、伸びや腕回し、歩いてトイレに行くなど、軽く体を動かすと脳がリフレッシュしやすい。

●効果・メリット
脳の持久力に合わせたリズムで意欲・集中力を安定キープ!


問題が解けたらおおげさに喜ぶ

 脳は目標を成し遂げた成功体験の大きさに比例して意欲を高めるように設計されている。しかし、脳はだまされやすく、小さな成功体験を大きな成功だと思い込ませることができる。コツは、おおげさに喜ぶこと。側坐核は動物でも発達しているいわば原始的な部位であり、大きな音や動き、インパクトのあるビジュアルなどわかりやすいことに反応する。問題が1問解けたら、演じるつもりで感情を込め、「やった!」と声に出したりガッツポーズをしたりパンと手を打ったりするなど、全身で喜びを表現しよう。

●効果・メリット
脳が大きな成功と勘違いし、より高い意欲を引き出せる


3分わからない問題は答えをチラ見する

 秋からの勉強で大切なのが、難しい問題に固執しないということ。わからない問題を延々と考えることは脳にとって大きなストレスになり、「わからない=意欲がわかない」という学習性無気力の状態になってしまうのだ。3分考えてもわからない問題は、答えをチラ見しよう。それで解法がわかれば問題に戻って解き進め、わかなければ解説を読んで理解する(いずれも時間を空けて再挑戦し、最終的には自力で解けるようにする)。意欲キープの点でも、時間の有効活用の点でも、秋以降はこの方法が最適だ。

●効果・メリット
わからない=意欲がわかない 「学習性無気力」を防止!


調子が良くない日はスピードを競う

 いろいろ試してもやる気が出ないという日は、簡単な問題を速く解くトレーニングをするのがおすすめ。例えば、シンプルな計算問題やドリル式の問題など、「できる」を実感できるものがいい。そして、ストップウォッチなどでスピードを競ってみよう。回を重ねるごとに速くなれば、「できる」を体験できる。これが自己効力感につながり、意欲向上にも大きな役割を果たす。一方、「できない」が続くと自己効力感は低下し、意欲も低下してしまう。調子の悪い日に難問に挑戦するのは、成績を下げる危険な行為だ。

●効果・メリット
「できる」が自己効力感を高め、意欲回復につながる!


やる気を120%引き出す「朝」の過ごし方

 1日を最大活用するうえでカギとなるのが、「朝」の過ごし方。脳のスイッチを入れるために、起きたらすぐ外を見よう。屋外の自然光を感じることで、脳内でセロトニンが分泌され体内時計が調節される。これにより脳が目覚め、夜も眠りにつきやすくなる。また、朝は高度な思考力を要する難問を解くのに向いている。思考力を司る前頭前野は起床後に働きが良くなり、夜に取り組むよりも意欲的に取り組めるのだ。早起きし、光を浴びて、難問を1題解く。これだけで、あなたの1日は前向きで意欲的なものになるはずだ。

この記事は「螢雪時代(2017年9月号)」より転載いたしました。


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