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仮面浪人で、不合格となった大学を再受験の予定… 勉強方法に迷っていることが…

  • [2019/3/11]
  • 関連キーワード:大学選び、勉強法、推薦入試、一般入試、小論文、仮面浪人、

質問

 サブロー先生、こんにちは。私は青山学院大が第1志望だったのですが、偏差値40程度の女子大にしか受かりませんでした。しかし、女子大に進学しながら青山学院を目指して仮面浪人しようと思っています。 そこで仮面浪人の勉強方法について迷っていることがあります。
①:TOEICを取得して自己推薦のみ受験
(ちなみに青学のコミュニティー人間科学部を受験予定です。)出願資格に「ボランティア活動実績」が必要ですが、進学する女子大でボランティアが必須のプログラムがあるらしいのでそれを使おうかなと考えています。また、この学部はTOEICを含め英語外部試験は出願資格に入っていませんが、女子大で必須で12月に受験するようなので前もって受験しておこうかなと考えています。
②:一般入試のみ受験
③:自己推薦と一般入試どちらも受験
 進学した大学との両立を考えると①の方が良いと思うのですが、①だと受験対策で小論文を添削してもらう人がいない…などのデメリットがあります。色々と迷っていて相談させていただきました。よろしくお願いいたします。

回答

 こんにちは、サブローです。
 まず君の質問に答えるが…

 ①の小論文については、(卒業してからも)高校の先生に定期的に頼むとか、通信教育でやるとか… このデメリットを解決しないことには自己推薦入試を再考せざるを得ないだろう。またその大学で求めているボランティア活動の経験だが、卒業生の出願も可にしているので、大学での経験でも大丈夫だとは思うが、一応問い合わせた方がいいね。青学のオープンキャンパスや、青学が参加する進学相談会などの開催を大学HPで確認し、早めの時期を選んで会場に足を運び、大学の担当者に質問してみよう。

 ②は何も問題ないが、後で重要なことを付け加える。

 ③自己推薦の件は①で触れた通りにデメリットの解決が先決だ。ただ心配なことは小論文への取り組みはこれまでどれくらいあったのだろうか? 初めてだというならばそれに費やす時間はかなりかかるかもしれない。その際一般入試に向けての勉強が疎かにならないように注意してほしい。

記事画像

 回答としては以上だが、仮面浪人における大きなデメリットについて話をさせてもらう。今君は来年の合格に向けて動き始めているが、この大きなデメリットを解決し、覚悟を決めないとまた来年も同じことを繰り返す心配があるので、よく読んで理解してくれ。

 この相談室でも仮面浪人の相談は過去にも何回もあったが、成功できたかどうかは人それぞれ。つまり現役時代の勉強はどうだったかによるところが大きい。しかし私は基本的にそれを勧めないので、やはり他大学に通いながらの両立は考えずに、第一志望だけを見つめて勇往邁進することを勧めます。

 それでは君にいくつか質問する。

(ア)今年残念な結果に終わったが、その原因をしっかりと追求したか?
 君の成績がまったく分からないでこんなことを言うのは大変申し訳ないが、ただ勉強すれば合格がもらえると思ったら大間違いだ。もし根本的に勉強方法を改めなければならないようだと、相当時間がかかり、仮面浪人なんて中途半端なことでは成績アップは望めないぞ。

(イ)両立って本当にできるのか?
 まだ大学での授業も始まっていないのに、両立できるのだろうか? また、大学では仮面浪人をしていることは絶対に気付かれたくないだろうから、周囲からのさまざまな誘いを断わらざるを得ない場合、友人関係などはどうなってしまうのかがとても心配だ。さらに、受験のことが不安で、結局女子大に通うのが中途半端になり、出席日数不足や単位習得不可になった場合は進級が困難になってしまう恐れがある。

(ウ)万が一、来年(今年の秋)も不合格だったらどうする?
 引き続きその女子大に通うことになる場合には、1年生で(イ)のような学生生活を送っていると、2年生以降の学生生活が大変心配である。もちろんサークル活動や友人関係のことだ。君のことがまったく分からないので、「問題ないよ!」と言ってくれることを望む。

 これらに対するハッキリとした答え、そして覚悟を決めておく必要があることを覚えておいてくれ。

 最後に、昨年3月の卒業生で、私が顧問の部活にも入っていた女子を紹介する。昨年の入試で大変苦労し、君と同じように第一志望は夢破れ、偏差値40台の女子大に入学した生徒から連絡があり、久々に学校に遊びに来てくれた。会ったとたんに満面の笑みで、延々と今の大学生活を語り始めた。授業は楽しいし、友人にも恵まれているそうだ。また他の大学(難関の有名大学ばかり)との地域貢献の活動を行うグループワークのメンバーにも選ばれ、彼らと対等に議論し大切な仲間ができたようだ。さらに成績優秀で来年度4月から奨学金対象の学生に決まった。もちろんバンドのベーシストとしてもライブ活動も頑張っている。まさに「学歴」に勝る『学習歴』を積み重ねている大学生だ。こんな学生もいることを知っておいてほしいな。それではまたね。
 サブロー

著者プロフィール
サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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