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自信のあった滑り止めが不合格だった受験生…。今後、受験する大学についてアドバイスをお願いします。

  • [2019/2/18]
  • 関連キーワード:大学選び、偏差値、センター試験、女子大、BF、就職

質問

 サブロー先生、こんにちは。私は今、受験まっただ中の高3です。自信のあった滑り止めが不合格になってしまい、これから挑戦校を受けます。センターでも失敗してしまって、最悪な場合を想定してBFの女子大学にセンター利用の後期入試に出願してみようと思います。そこにも落ちたらどうしよう…と考えてしまったら、すごく不安で不安で仕方なくて、勉強もやってきたのになんでこんなになってしまうのだろうと思ってしまいます。
 偏差値の低い大学に入っても一生懸命頑張れば就職できますか? 楽しく学校生活を送れると思いますか?

回答

 こんにちは、サブローです。実は昨年度受け持っていた浪人生からも、君と同じように自信のあった滑り止めから不合格通知が届いたという相談を昨日受けたところだ。これについての私の見解だが、昨年とまったく同じことが起きているようで、レベルに関係なくどの大学もA日程や前期日程などでは、合格者数の水増し(定員以上合格にさせること)をあまりしないようにしているからだ。そしておそらくこの時点で補欠もけっこう出している大学も多く、入学手続き率を見ながら、B日程や後期日程などの募集人数を調整するはず。さらに3月に入ってからも入試がある大学では、ほぼ定員を満たしている場合には、本当に若干名の募集となる大学が今年も出てくるだろう。それでは本題に入る前に伝えたいことは… 終わったことは忘れよう。「4月には絶対に大学生だ!」という強い気持ちを持つこと。

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 まず君が自信をもって受けた滑り止めの大学だが、2回目の受験が間に合うならば受験しなさい。先ほども触れたが、1回目の受験による手続き率があまりよくない場合には、2回目には合格者を多めに出す可能性があるからだ。次に、BF(いわゆる「ボーダーフリー」)の女子大について、センター利用で受験するようだが、合格間違いないぐらいの得点率ならば問題ないが、君と同じような状況の受験生は山ほどいることを忘れないように。つまりB日程などの一般入試でも受験ができるならばそちらも併願しておこう(3月に入ってからの入試は上述のように注意しよう)。もちろん「入試成績一番で合格するぞ!」くらいの意気込みでしっかり過去問をやりつくすこと。さらにそのような大学の場合には、3月に入ってもAO入試を行っているところもある。心配ならばそれも受験しなさい。不合格になる不安を解消する方法は、やれることはすべてやり切ることだ。BFといっても決して侮ってはいけない。

 さて、偏差値の低い大学に入学… についてアドバイスをしよう(このアドバイスは私見ですから、反対する人ももちろんいます。判断は君に任せます)。この日本から「学歴社会」を取り除くことはできないが、私は「学歴」がすべてだとは思っていない。その理由は… 誰もが義務教育を経て、さらに学習を続けたい人は高等学校へ進学する。高校で何を学び、どんなことを身につけてきたかをしっかり語れる3年間を過ごすことができれば、大学の推薦やAO入試において、合格を勝ち取ることができるよね。ここに偏差値とか有名高校とか関係ある? 大学だって同じだ。勉強・サークル活動などを通して、様々な困難をどのようにして克服したか、その工夫は? 目的を達成した時には何を得たか? など、その充実した4年間を満面の笑みで語れるようになれば、会社の人事課の方は、ただ何となく学生生活を過ごしてきた学歴の高い学生ではなく、君を採用するはずだ。私はこのことを「学習歴」と呼んでいる。時として「学歴」を大きく超えることもあるんだ。そしてこのような充実した学生生活を送れていたら、間違いなく素晴らしい人たちとも出会える可能性が高いぞ。

 余談になるが、私の高校・大学時代のサラリーマンをやっている仲間たちから、特にこの10年ぐらい「学歴が怪しい」という話をよく耳にするようになった。新入社員募集の際に、『履歴書に出身大学名を記入しないように』という会社が、(私が大学生の頃もあったが)今でも結構あるんだよ。

 最後に、女子大の良さを少し… どの女子大も共学のマンモス大学に比べたら学生数は少ないので、就職部の先生方は就活生の名前と顔は一致しているというのはよく聞く話だ。つまり就活の指導はとても親身になってくれるのだ。また多くの女子大は、以前は短大だったり、短大を併設していたりで、実は昭和から平成にかけて短大ブームがあったので、さまざまな企業(もちろん有名企業も)と今でも太いパイプでつながっているというのも魅力の一つなんだ。それでは、最後まであきらめずに頑張るんだぞ。応援しているよ!
 サブロー

著者プロフィール
サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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