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高2生の男子。部活の引退が高3の11月なのですが、現役合格できるか今から不安です。

  • [2018/12/17]
  • 関連キーワード:勉強法、部活動、浪人、センター試験

質問

 サブロー先生、こんにちは。現在、都内では進学校と呼ばれる類の高校に通っている男子高2生です。「理系」を選択していて、高校サッカー部に所属しています。ですが、サッカー部の引退は高3の11月なのです。毎年ほとんどの部員が最後の引退まで残って続けていますが、理系の先輩方の多くは、ほとんどが浪人してしまっている状況です。
 僕の学年は、センター試験制度がラストの年で、例年以上に浪人に対してマイナスなイメージがついていて、僕自身も絶対に現役で合格したい!…という気持ちが強いです。それに加えて、ここ最近のサッカー部員の多くは文系に流れてしまっていて、理系は僕だけです。理系の中でも上位層の人達も、このままじゃ受からない!と焦ってきている今、それよりも下にいる自分がこのまま部活を続けて、大学に合格することなんてできるのかな? ってとても不安で仕方ないです。部活を途中で辞めると、なんか逃げてるみたいな風潮がすごくあって、なかなかすぐに「辞める」という決断ができずにいます。
 自分が目指しているのは、筑波大や横国大といった国公立でも最難関に入るような大学や、早稲田大学などの私立も、志望しています。やはり、部活は最後まで続けるべきなのでしょうか? 世間的には、部活でしか得られないことがあると言われますが、それを得るために受験勉強の時間を削る必要があるのかどうかについても、分かりません。

回答

 こんにちは、サブローです。先月、2025年に再び大阪で万国博覧会が開催されるというニュースが入ってきたが、前回1970年の時は、私は小6で家族4人で小さな車で東京から大阪まで行ったことを覚えています。特に何時間も並んでアポロ12号が持ち帰った月の石をわずか数秒間しか見られなかったことは今でも鮮明に覚えています。2020年の東京オリンピックに続いて、その5年後には大阪万博開催というのは、ますます日本のグローバル化が進み、合わせて景気ももっと良くなってくれるような予感がするな。とても良いニュースだ。それでは今日の質問に答えよう。

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 今回の質問に対して「では今すぐ退部して、勉強に励みましょう。」と回答しても、君は退部するつもりはないよね。質問に「ほとんどの部員が最後の引退まで…」とあるからだ。確かにほとんどの先輩が浪人しているようだが、現役で合格を勝ち取った先輩もわずかながらいるわけでしょ。「その先輩はメチャメチャ頭良い人で…」という声が返ってきそうだが、君だって進学校の一員じゃないか。その先輩と能力の面で差があるとは思えない。それではここで問題です。『その先輩はなぜ現役合格を果たしたのでしょうか?』これが今回の回答かな。想像で書いていくが参考にしてくれ。

 まず「時間の使い方」だ。部員のみんなは何よりもサッカーが好きなのはいうまでもないが、その先輩は部活と部活以外の時間の「切り替え」がしっかりできていたのだろう。つまり「時間の管理」ができていたということだ。帰宅後にはゲームにはまったり、定期試験前に一夜漬けで勉強をしたりするようなことはなかったはず。計画性のある生活を心がけていたと思うよ。

 次に「勉強に対する工夫」だ。その先輩は時間がない中で知恵を搾り出したはずだ。たとえばすべての授業の予習・復習を行うのは無理と判断し、得意科目に関しては予習に時間をかけて、授業内でその確認ができれば復習していることになる。逆に不得意科目については、復習に時間をかければ理解しやすくなる。もちろんどちらの科目でも、疑問点があればその日のうちに解決を図ったはずだ。

 それでは具体的な勉強計画を提示しよう。もし国公立を狙うのであれば、来年3月までの約3か月で英数国の基本を押さえておこう。薄めの問題集を1冊終わらせるのも良いし、これまでやった模試のやり直しで満点を目指すのも良い。いずれもその目的は、君の苦手箇所を探し記憶に・記録に残しておくこと。勉強時間を一日最低2時間確保すれば、部活の休みの日も含めると3月末までに200時間以上を確保できるだろう。

 高3の1学期からは、授業内容も受験一色になるわけだから、先ほどの予習・復習を実践しながら、さらに自分の勉強としてセンター対策も始めよう。1学期に5年分、夏休みに5年分、秋に5年分ぐらいできると理想だな。また夏休みに入ると部活の練習も一層厳しくなるが、この勉強ペースをキープできると秋に繋がり、間違いなく勉強に対する自信も付いてくるだろう。4月から8月までで一日約2時間の勉強で300時間以上。時間は短いが集中して行う2時間は意味があるぞ。そして引退後には驚異的な忍耐力と集中力で追い込みをかけられるはずだ。

 「言うは易し、行うは難し」ではあるが、最初からあきらめるのではなく、とにかく現役合格を信じて行動に移すことだ。君が思い出多き素晴らしい高校生活を送れることを願っている。それではまたね。
 サブロー

著者プロフィール
サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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