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薬学部を目指す高校2年生。国公立大学と私立大学、どちらに進学するかで迷っています…。

  • [2018/12/10]
  • 関連キーワード:大学選び、高2生、薬学部、国立大、私立大

質問

 サブロー先生、初めまして! 高知県内の公立校に通う高校2年生です。理系を選択していて、薬学部を目指しています。現段階で偏差値は50~53程度、評定は4.9ありますが、国公立大学に進学するか私立大学に進学するかで迷っています。私大の方は偏差値も(2年生の段階で)足りていて、指定校推薦で進学できます。ですが、私大ということで学費が高く、いろいろな奨学金を借りてもギリギリ払えるかな…という感じです。一応、2、3年生で学ぶ教科を国公立大学でも受験できるようにしてあるので、学費の少ない国公立大を…とも思うのですが、今から偏差値を上げて合格出来るのかがとても不安です。ちなみに、考えている国公立大の偏差値が60くらいなのですが、倍率などのことを考えた上で合格できる可能性はありますか? また、薬学部を目指す上で押さえておくべきポイントや勉強の仕方などを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

回答

 こんにちは、サブローです。質問には書かれていないのだが、薬剤師志望、つまり6年制志望のつもりで回答するよ。また費用面にかかわる「国公立か私立か?」については、家庭のことなので私からの回答は差し控えるが、どちらかにしないと回答を絞れないので国公立として回答するよ。

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 まずは、国公立を狙うにあたって偏差値を上げられるかについてだが、もちろん可能だよ。それに評定平均値が4.9もあるということは、君はただ暗記で学力を身に付けたのではなく、論理的に勉強を進めているからだと思う。今は偏差値50~53と書かれているが、教科書中心の勉強のみであまり演習はしていないからでしょう。今後、問題演習を繰り返すことによって成績は必ずアップしてくるよ。

 次に、国公立大を狙うにあたって考慮しなければならないことは、センター試験での公民(理系の君は恐らく公民でしょう)の科目だ。地歴以外では倫理政経しか選択できない大学があるので注意しよう。もう一つは個別試験(2次試験)の受験科目だ。勝手な想像で言うが、高知在住ということで徳島大を狙っているならば2科目だが、岡山大や広島大ならば3科目あるので注意しよう。大学名が長いことでも知られる山陽小野田市立山口東京理科大も3科目だが数Ⅲは不要だ。センターの自己採点の得点によって志望校を変更するような場合に大変重要になるので、今から受験しそうな数大学は必ずチェックしておこう。

 それでは勉強についてだ。国公立大現役合格をするために最も大切なことは『高3の授業が始まる来年3月ごろまでに国数英の基本を復習しておくこと』だ。これがうまくいけば高3の4月からはすぐに問題演習に入れるのと同時に、理科・地歴公民にかける時間も取りやすくなるからだ。この理由としては、国公立大第一志望だったが浪人してしまった生徒にアンケートを取ると、不合格の原因は「理科・地歴公民の勉強時間が足りなかった」が第一位だからだ。

 3月までの学習計画の中で、理科2科目についてもこれまで学習した範囲の復習も忘れないこと。地歴公民については理系の君は公民から選択でしょう。もしまだ学習していないのであれば、教科書を購入して(教科書は君の学校に教科書を下ろしている書店に行けば買えるはずだ。わからなかったら先生に聞いてみよう)、読破しセンター試験対策問題集を使って少しでも演習をして授業の先取りをしておくと楽だよ。先取りをしておく一番の理由は、上にも書いたが現役生の学習で理科・地歴公民が後回しになってセンターで得点できない原因となっているからだ。また先取りをしておけば春のマーク模試(5月か6月)である程度得点できていると嬉しいでしょ。こういったことがきっかけとなりヤル気にもますます火をつけ、いま君が心配している偏差値アップに直結するはずだよ。

 それでは国公立大薬学部合格のための秘訣を2つ。まずセンターは80%越えを目指し、次に個別試験の過去問にもできるだけ早く取り組み出題傾向をつかんでおく必要がある。記述模試とは問題傾向は間違いなく違うので、その判定はあまり気にしなくても良い。

 最後に2019年の国公立大薬学部の受験生の動向について紹介しておこう。秋の各社の模試動向によると、4年制(薬剤師の国家試験の受験資格は取得できない)は、昨年よりも志望者は減っている。一方で6年制(薬剤師の国家試験の受験資格を取得可能)はほぼ昨年並みの倍率になると見込まれている。これは昨年までは4年制へ進んでも大学院へ進めば国家試験の受験資格は取れたのだが、今年の4月の入学者からその資格が取れるのは6年制のみとなったのが理由だ。この傾向はしばらく続くと考えられるので再来年もおそらく同じような志望動向、つまり倍率となると思う。しっかりと研鑽すれば倍率なんか気にならなくなるぞ。がんばれ! それではまたね。
 サブロー

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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