質問
サブロー先生、こんにちは。もう既にセンターまで約2か月となった今でも、模試の復習に時間がかかり過ぎてしまいます。以前に比べれば、間違える問題も減り、理解のスピードも速くなってはきていますが、特に、「理・社」の“間違えた問題を調べて用語や図にまとめる”といった作業がかなり時間を要します。でも、まとめないと覚えている気がしないし、あとで不安になった時にもパッと見られないため、今まで“まとめる”という作業を継続してきましたが、過去問をやるにあたって、『じっくり復習をしてるようでは時間の無駄か』と考え始めました。母には、書いてるだけで満足してるんじゃないと言われてしまい、余計不安になりました。センターの過去問の復習には、どれぐらい時間を割くべきなのでしょうか? アドバイスをよろしくお願いいたします。
回答
こんにちは、サブローです。部活が始まって1時間もすると薄暗くなり、グラウンドに照明がつき始めた。この季節になるとうちの校舎の5階から見える富士山と夕焼けが素晴らしいのだ。でもこの夕焼けが見える頃になると、徐々に秋も深まり本格的な冬へ突入だ。さあ体調管理に気をつけて勉強に励もう。それでは今日の質問に答えるぞ。

国公立第一志望のようだね。理科と地歴公民の勉強に時間がかかったり、時間が足りなかったりするのは現役生共通の悩みだ。特にこの時期にはね。それではセンター試験への対策や復習についてもう一度確認しておこう。
まず最も大切なのは時間配分だ。これは高得点への鍵となるので、解き終わって自己採点後にはミスをした問題などから解く順番とそれぞれの問題に掛ける時間を検討するのだ。ここでのアドバイスとしては、特に配点が高い問題については確実に得点したいわけだから、早い時間帯に取り組むのがベストでしょう。特に英語について私がよく生徒に「4・5・6問での失点をできるだけ抑えるような対策を立てること」と伝えている。
次に今回の質問である復習についてだ。時間をどれくらいかけるかは人それぞれ違うのではっきりとした時間は伝えにくいが、君はとても几帳面に丁寧に取り組んでいるようだね。時間がかかっていることを気にしてしまうのは当然だが、いま君が取り組んでいることは間違っていない。間違いなく堅固な基礎力が身に付いているはずだ。だって質問にもあるようにその成果は出てきているからだ。お母さんの「書いているだけで満足…」については申し訳ないが聞き流しましょう(お母さんごめんなさい!)。
最後に、不安を取り除く勉強法として『ルーティン(routine)』を決めているだろうか。具体的に言うと、寝る前に今日一日で学習したことの中で記憶に残さなければならないことをもう一度確認、つまり読み上げればいいのだ。夜遅いので小声で、布団に入ってやりましょう。そして就寝。そして次が大事。翌日起きたら昨日寝る前に確認したことをもう一度復習。間違いなく覚えていると思うので、これを毎日続ければこれまで不安に思っていたことが解消されていくよ。「勉強時間の長さ」よりも「重要なポイント(つまずいた箇所)の記憶への刷り込み」が大事…ということだ。
センターが近づくにつれてますます焦りまくってくるとは思うが、こういった勉強の工夫が焦りを自信に変えてくれるはずだ。頑張れよ。
サブロー