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推薦入試について。志望理由書は完成したものの「小論文」がなかなか書けません…。

  • [2018/10/29]
  • 関連キーワード:勉強法、公立大、推薦入試、小論文、センター試験

質問

 サブロー先生 こんにちは。私は沖縄県の名桜大学 国際学群を受験します。センター試験まで100日を切り、徐々に焦りを感じてきています。1か月後には推薦入試も控えています。その推薦入試についてなのですが、志望理由書は完成したものの「小論文」がなかなか書けません。残り1か月。当日までにどれくらいの小論文を書くと慣れてくるでしょうか? センター試験の勉強と並行しながらやるのは難しいですが、今は目の前のことを頑張ります。

回答

 こんにちは、サブローです。この回答が配信される頃は、おそらく推薦入試まで3週間を切ってしまっているが、順調に小論文の準備は進んでいるだろうか?「なかなか書けない…」理由は何かな? 添削してもらった時に先生からどんなアドバイスをもらっているだろうか? おそらく論理性に欠けているとか、君の主張の裏付けがしっかり書けていないなどではないだろうか。それでは小論文の書き方と得点を稼ぐコツを再確認してくれ。

記事画像

 まず小論文とは、文学作品・推理小説のように話の展開を楽しむものではなく、一つのテーマについて最後まで自分の意見を述べるものなので、基本的には<序論・本論・結論>で書くようにしよう。次にそれぞれの<論>では何を書くかだ。

 <序論> TV番組の『相棒』で、番組が始まってすぐに殺人事件が起こり、直後に杉下右京さんが登場し「犯人はSだ!!」って言ったら番組は5分で終わっちゃうよね(笑)。推理小説では犯人は最後に判明するのと同じように、ふつう結論って最後に書くものと決まっている。しかし小論文では、この序論で結論を書くのだ。具体的に言うと、「テーマに対して自分はこんな考えを持っているぞ」「これからこんな感じで自分の意見を主張するぞ」ということを書こう。こうすることで、採点者は、その結論を念頭に、それ以降の本論を読み進めて採点することになるのだ。

 <本論> ここでは、序論で書いた結論を証明するための「証拠」を挙げていこう。それによって自分の主張したいことの正当性を論理的に説明していくのだ。ここはまさに君の知識などが武器となる。この武器は、日々の新聞や読書などを重ねた結果身に付くものであるのは言うまでもない。もちろんこの本論の配点基準が最も高くなる。ここで、小論文の採点基準について触れておこう。基本的には以下の5項目についてチェックしていくが、1については、誤字・脱字・文法上の誤りを減点していく。2~5は5段階評価するが、3・4が最も配点比率が高い。

 1 文章表現力(語彙・誤字、段落、文字数など)
 2 文章校正力(論理的構成、首尾一貫性など)
 3 課題解読力(課題を理解し、的確にとらえているか)
 4 課題に取り組む意欲(問題意識、本人の主張など)
 5 社会的関心度(社会で起きていることに関心があるか)

 <結論> 言葉通り結論なのだが、本論で述べた証拠などを要約してもう一度結論を述べよう。

 再確認できただろうか。特に採点基準のことを意識して書くようにするとかなり得点を稼げるぞ。

 最後に、「…どれくらいの小論文を書くと慣れてくるでしょうか?」だが、慣れてくるきっかけは、『君の手法』が確立できた時だと思っている。これは添削を繰り返すことで必ず手に入れることができると信じよう。そして何よりも大切な君の『知識』がプラスされれば、どんな問題が出されたとしてもある程度得点できる小論文は書けるようになる。あと、昨年の問題も2017年8月の新聞(テーマは「成人年齢引き下げについて」)から出ているので、今年の9月ごろまでの出来事、つまり「平昌オリンピック」から「大坂なおみ選手」までのニュースをネットで確認しておこう。「受動喫煙対策法が成立。2020年全面施行」「14歳以下の『子ども人口』、37年連続の減少」など、新聞紙面で大きく報道されたニュースも要確認だ。それでは健闘を祈る。
 サブロー

【パスナビ編集部より】
 現在、パスナビで展開している「推薦入試・AO入試特集」内の『小論文の書き方・対策』記事も是非ご一読を!
 ⇒ https://passnavi.evidus.com/suisenao/taisaku02.html

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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