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部活と勉強の両立が難しくなってきた高1生。国公立大の文系を志望しているのですが、何から勉強していいかわかりません…。

  • [2018/10/15]
  • 関連キーワード:勉強法、部活動、国公立大、一般入試、センター試験

質問

 サブロー先生、こんにちは。私は今 高校1年生です。高校に入り、部活と勉強の両立が上手くできなくなってきました。中学生の時は5教科という少ない科目を勉強しておけばよかったので、そこそこの成績を保っていました。しかし、今は数学(ⅡB ) 、英語( Reading, Writing )、現代文、古典、生物基礎、物理基礎、日本史、世界史と、勉強しなければいけないものが一気に増えました。もう頭が追いつきません。私の学校は数学の内容を先取りしているので、最近高校2年生の内容に入ってさらに追いつけなくなりました。家が遠いこともあり、部活から帰ると夜の8時で、帰ったら疲れて寝てしまい課題もまともにできない状態です。また、私は大学は国公立の文系を志望しているのですが、模試や定期テストでは理系科目がボロボロで(20~30点台は当たり前で)下から数えたほうが早い…という状況です。定期テストの世界史と物理に関してはもう何をしていいのかも分からず、第一回では赤点を取ってしまいました。英語は得意科目なのですが頑張ってもなかなか点数が伸びません。成績は落ちていくばかりで、焦りを感じています。入試が変わり、私の代では高校3年間の成績が重視されるので、このままでは国公立どころか大学進学も危ういです。何からどう勉強していいか分かりません。どうすればよいですか?

回答

 こんにちは、サブローです。いよいよセンター試験まで100日を切ったぞ。パスナビユーザーのみんな、調子はどうかな? 「ようやく成績が上がってきたよ!」という声が増えていることを期待しているが、油断は禁物だ。模試・過去問のやり直しから苦手箇所を克服して完璧な基礎力を身につけるのだ。それでは今日の質問に答えよう。

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 高1生ですでに数学ⅡBをやっているということは中高一貫校かな。他の科目についても同様に先取り授業が行われているのだろう。ということは、やはり中学の頃と比べると勉強量が絶対的に増えているのは間違いない。そして今回の質問に対する回答にもなるのだが、中学の頃と同じような勉強方法や時間の使い方をしていると、今回の質問のようなことが起こるのは当然だ。そこで君に必要なのは、『限られた時間の中で、勉強方法と時間の使い方の工夫』だろう。それについてアドバイスをしていこう。

 国公立大が第一志望ということは、5教科7科目を満遍なく学習し、基礎をしっかり身に付けることこそがその志望校合格の最低条件だ。そのためには「授業内容の知識をどう定着させるか」と、部活動との両立のための「時間の使い方」だ。まず全教科授業時間内での理解を目標にすること。これを実現するためには予習が重要。

 「得意科目」に関しては、どんどん先へ進めること。授業中は、先生の説明を聞いて、「解答までのプロセスは予習した時と同じだ」「私の考えは間違っていないな」などと確認できれば、帰宅後に復習は必要ないね。

 「苦手科目」に関しては、やはり時間がかかるだろうが、最低限のことだけはやるようにしよう。たとえば英語・国語ならば、不明な単語はないようにすることや、数学なら例題までは何とか解いていくようにしよう。そして授業後に疑問点がある場合には、必ずその日のうちに解決すること。

 さらに次が最も大切なのだが、予習である程度できた箇所も、復習で疑問点が解消された箇所も、しっかり演習することを忘れないように。その演習が、知識の定着となり、無敵の基礎力となり、さらに、応用力への架け橋となるのだ。これは私が常に言っている勉強方法の基本「疑問→質問→理解→演習→知識の定着」だ。この演習の時間は、得意科目も苦手科目もじっくり腰を落ち着けてやる必要があるので部活の休みなどに一気にやってしまう方が効果的だろう。

 次に時間についてだが、まずは睡眠時間をしっかり確保することを忘れるなよ。これを削って、授業中に居眠りでは困る。その上で、過去1週間の24時間の生活・行動をすべて記録してみるのだ。帰宅後の時間があまりなくても、学校での休み時間なども入れてみると、結構使える時間って見つかるものだぞ。時間を多めに取れる時には、苦手科目や時間をかけなければならない勉強を、逆にあまり時間がとれない時は、暗記中心の勉強を。限られた時間だが勉強方法を工夫することによって効果は徐々に上がるはずだ。また時間の長さを気にする必要はない。短い時間でも集中して勉強できることが大切なのだ。その他には、新聞・読書などを通して一般教養もしっかりと身につけることも忘れるなよ。大学受験突破のためには、教科の知識だけでなく、このような一般教養も大切なのだ。

 最後に… 国公立大に合格した人の大半は、高2の終わりまでには、国・数・英の基礎力を固めているのだ。そうすれば高3になってすぐにこの3科の演習に取り掛かれるし、理・地公の勉強時間を確保できるのだ。君もこれを目指そう。さらに、忙しいと言うことは「時間の使い方」を学べる良いチャンス! 勉強と部活の両立は「忍耐力・集中力」を鍛えられるチャンス! 今は辛さしか感じないかもしれないが、逆転の発想をすれば必ず乗り越えていけると信じるのだ。それではまたね。
 サブロー

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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