page_top

信州大学の農学部志望ですが、推薦を受けるか、センター試験を受けるかで悩んでいます。

  • [2018/9/18]
  • 関連キーワード:勉強法、推薦、センター試験、小論文、面接、信州大学

質問

 サブロー先生、こんにちは。私は高3の女子です。
信州大学の農学部に行きたいのですが、推薦を受けるか、このままセンターで行くか悩んでいます。それというのも、信州大の推薦の小論文の過去問を見たところ、生物についての知識理解、また英文の読み取りと、珍しく教科密着型であり、レベルも高く、しかも、著作権の関係上問題文の引用が載っておらず、とくに英文の対策がとれません。日本語の文を読んで答える問題も一昨年までは自分なりに考える問題もありましたが、去年は完全に生物の知識理解を問う問題に変わっており、また、英文問題に重点が置かれており、今年はどうなるか予想がつきません。
 対策方法をネットで探しても出るのは課題文を書くタイプばかりでわかりません。わたしは塾にも行っていないので塾の先生に聞くこともできません。金銭的に私立はかなり難しいのでものは試しとやってみるわけにもいきません。先生には夏休み前に生物の本を読むと良いのではと言われましたが、問題の範囲も個体レベルからミクロレベルまで広く、いちいち本を読んでいてはキリがないと思い、本当にそれで良いのか確信が持てなかったため、夏休みはセンター勉強のみに打ち込んでしまいました。そのために推薦組では出遅れていると言われ、推薦を受けるか悩み始めました。
 そういうわけで小論文の練習はしていません。ではなぜ推薦で行くことを考えているかというと、今までそこそこ定期テストを頑張ったお陰で評定がよく、体育4以外が5でした。また、部活では盛んに研究発表をする部活で入賞はできませんでしたが、様々な学会や、イベントでポスター発表を経験してきました。英検2級を持っており、乗馬のライセンスも持っているので、それらを生かしたいと思っているからです。
 もちろん大学への熱意もあります。自分でアポを取り、個人で研究室を見学させていただいたりして、絶対にこの研究室に入りたいと思いました。カリキュラムを見ても、自分の学びたい野生動物学とアニマルウェルフェア論があり、自分のなりたい職業に関係する学問の教授もいらっしゃるので、信州大学に行きたいと思っています。
 しかし、推薦で行くにはセンターの勉強を削らなくてはならず、それが不安です。この時期から新しい勉強を始めて賭けに出るよりかは、センター1本に絞って一生懸命やったほうがいいのか、悩んでいます。ちなみに前回の模試では信州大学はドッキングでB判定でした。2次は生物で自分の得意教科だとは思っています。それならばセンターでも良いのではないかとも思いましたが、とにかく自分はプレッシャーに弱く、焦るとケアレスミスが人一倍多く出てしまい、また、シャーペンがたてる音も苦手で本番で実力が出せるかも疑問です。自分の性格的にも同時進行ができるのかわかりません。どちらを取るべきでしょうか、アドバイスをどうぞよろしくお願いいたします。

回答

 こんにちは、サブローです。まず結論を先に言うが、推薦を受験しなさい! 理由を挙げると、評定平均値は言うことない…というよりもかなりの武器だ。部活動については、入賞していなくても気にする必要はなく、プレゼンテーションなど準備・発表という経験は大変素晴らしいものであり、大学の先生たちは非常に興味を持つはずだ。また英検2級もプラスになるし、乗馬のライセンスとは凄いね。さらに研究室にもお邪魔しているし、信州大学を第一志望にしている気持ちが十分に伝わりそうだ。これだけネタがあれば、面接官が君に興味を示すことは間違いないね。

記事画像

 さらに理由を付け加えると、11月17日に試験は実施されるので確かに時間はないが、質問を読んでの君の印象を伝えよう。小論文には手をつけていないようだが、恐らく読解力はあり、論理的に物事を捉えることのできる人だと思うので、それほど心配する必要はないと思うし、すでに小論文を書ける能力は備わっているように感じる。これは評定平均値や、模試の判定値が物語っているし、これまで地道に努力を続けてきた証であるのは間違いない。よってセンター試験の勉強と推薦の勉強をうまく両立できるはずだ。推薦40%、センター60%の時間配分でどうだろう。

 それでは、私が知っている限りの情報を伝えて終わりにしよう。質問に野生動物学…と書かれているので志望は動物資源のコースだよね。

【2015年実施】
第1問は英語で、Cleveland Hickmanなどが著作の「Animal Diversity」の中の「鳥の翼」に関する文章が出され、翼の特徴を説明したり、翼の形によって生育環境が変化することについて論じる設問だったようだ。 第2問は日本語で、夏井睦著「炭水化物が人類を滅ぼす」からの文章が出され3~4問150字~300字で論じる設問が出されたようです。
【2017年実施】
第1問は英語で、Geoff Hozeyなどの著作の「Zoo Animals」から出された。設問としては、ある事象に関して、どうしてそうであるのか理由を答えさせたり、またある事象に関して例が書かれている場合には、その例を答えさせたりした。いずれも抜き出しの設問である。
第2問は日本文で、出典が不明だが、「オートファジー」「免疫」に関する文章だったようだ。

 また面接での質問内容については、提出した志望理由書についてはかなり突っ込まれるので理由付けをしっかりと答えられるようにしよう。また大学で何を学びたいか? 卒業後の進路は?…を具体的に理由も述べられるようにしておこう。また、高校生活の内容も聞かれる。特に「一番時間を費やしたことは? そこから何を学んだか?」「勉強をする時に何を心掛けているか?」など。高校の先生などと面接練習する時には、志望理由書など提出したものはすべて見てもらってから練習してもらうようにしよう。また小論文については、生物の勉強をしっかりやることが鍵でしょう。

 最後に、推薦の小論文や面接試験だって、一般入試の教科の勉強だって、どちらも論理的に物事を考えられていないと合格をもらえない。だから推薦の準備は必ず一般入試にも生きるのだ。仮に残念な結果が来たとしても、決して時間の無駄ではなく、君の能力をアップさせることにもつながるのだ。だから推薦と一般の両方をバランス良く勉強していこう。もし残念な結果でも、「私は大丈夫、必ずセンター&個別試験でリベンジしてみせる!」という気持ちを忘れずにね。それでは吉報を待っているぞ!
サブロー

お悩み相談は、毎週更新!!

サブロー先生宛ての「受験」「勉強法」に関する『お悩み(質問)』をお寄せください。(毎週、お寄せいただいた「お悩み」の中から、一つに対して先生が当サイトにて回答・掲載してまいります)なお、すべてのご質問には回答できませんので、あらかじめご了承ください。

サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

サブロー先生のお悩み相談 記事一覧

進路・お悩み相談 記事一覧に戻る

今月の入試対策

supported by螢雪時代

大学を比べる・決める

My クリップリスト

0大学 0学部 クリップ中