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勉強しているのですが、成績が伸びません…。志望校の模試結果もE判定です。第一志望校を下げたほうがいいですか?

  • [2018/8/27]
  • 関連キーワード:勉強法、模試、勉強停滞期、メンタル、E判定

質問

 サブロー先生、こんにちは! 高3の女子です。先日、学校の三者面談がありました。親の希望もあって、高校2年の春に国公立文系の教科を選択しました。しかし、その後どんどん成績が下がってしまい、国公立は無理なので昨年の秋に私立の文系に進路を変更しました。それでも授業は国公立の文系のままなので、要らない授業もあり、本命の私立大学の進研模試もE判定…。私自身は勉強しているのですが、どうしても成績が伸びません。第一志望校を下げた方がいいですか? 私自身は下げたくないですが、高校入試より数倍も高い倍率を見ると怖気づいてしまいます。アドバイスお願いいたします。

回答

 こんにちは、サブローです。そろそろ夏休みも終わりに近づいてきたが、勉強の進み具合はどうだったかな? ミスした問題や苦労した問題などをノートにまとめるなどして、しっかり記憶にとどめておくと、この秋の模試に役に立つこと間違いなしだ。この夏に発見した苦手箇所を一度整理しておこう。それでは今日の質問に答えるぞ。

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 国公立のクラスに入ったのに、もちろんその私立が第一志望であるならば問題はないが、その年の秋に成績が下がったという理由だけで私立に進路変更をするという判断はあまりにも早すぎたと思う。昨年も今年も成績が伸び悩んでいるようだが、君の問題点は国公立とか私立ということではなく、勉強をしているのに成績が上がらないこと、つまり『勉強方法』に問題があるはずだ。これから本気で勉強方法の改善を実行しないと本当に厳しい現実が待っているぞ。

 恐らくパスナビユーザーの中にも今日の質問者と同じように、成績が上がらないことにイラついたり、不安になったりしている人もかなりいるでしょう。その原因はどこにあるのか? そんな人たちに共通する言葉は「勉強しているよ」だ。問題はその勉強の中身だ。たとえば模試や入試の過去問を解き、答え合わせをした後に何をやっている? できなかった問題について「たまたまできなかっただけ」とか「次はできるよ」って言い訳しかしないんだ。君の苦手箇所や勉強が不十分な所を教えてくれた大切な問題なのに、何も対策をしようとしないんだ。これをどうして「勉強しているよ」って言えるの?

 もう少し付け加えると、君は中学のころから「勉強=暗記」だと思っていないかな。もちろん暗記しなければならないこともあるが、勉強の基本は『プロセス』だ。つまり問題から解答へ到着するまでの『道』を理解し、自分の言葉で言えることなんだ。大学入試を暗記で突破できる…ことは絶対にない。もう一度言うが「勉強とは筋道立てて物事を考えること」なのだ。

 それでは君へのアドバイスだが、時間はないがまず計画を立てよう。9~10月で高2の秋ごろからの模試のやり直しに専念しよう。もうわかっていると思うが、できなかった問題について追求すること。つまり「なぜできなかったのか?」「どんな知識があればできたのか?」これを繰り返して基礎を少しずつ固めていこう。わからなければ先生の力を借りるのだ。そして11~12月でセンター・私大の過去問に取り組む。やり方は先ほどと同じだ。そして1月のセンターまでの約3週間は、この約4か月でできなかった問題をもう一度見直すこと。とにかくできない問題をできるようにするには、「自分にどんな知識が足りなかったのか?」「どのような手順で考えたら解答にたどり着けるのか?」を知ることなのだ。

 最後に、判定が何であろうとも第一志望を変更してはダメ。その代わりに滑り止めを固めること。その第一志望への勉強をやめてしまったら、第二志望も第三志望も危うくなる可能性が出てくる。それではE判定の考え方を教えよう。「E判定とは確かに合格率19%以下だが、10人受験したら1人は受かる可能性があるぞ! よし頑張るぞ!」と考えたらどうだろう。逆にA判定は安心? 違うぞ!「合格率は80%だが、10人受験したら2人は不合格になる可能性があるんだ。油断しないで頑張らなければ!」と考えよう。これを読んでニコッとしてくれたら嬉しいな(笑)。受験はポジティブに考えることが大切。君の苦手箇所を一つでも多く発見し、基礎を固めていこう。あと、倍率なんて気にするんじゃない。来年もその倍率になるとは限らないんだよ。気にするのは合格最低点だ。そこに到達するためにはあと何点必要か、どの問題が解けていれば合格ラインを越えられるかを追求することのほうが成績アップにつながるよ。最後まであきらめずに“顔晴(がんば)れ”!
 サブロー

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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