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推薦入試で絶対に合格したい受験生。どのような対策をしたら良いでしょうか?

  • [2018/4/9]
  • 関連キーワード:勉強法、推薦入試、面接、小論文

質問

 サブロー先生、こんにちは。4月から高3になる女子です。
 私は今、静岡県立大学短期大学部の子ども学科を推薦入試で受験しようと考えています。先日、高校で小論文の指導を受けましたが、300字で志望理由を書くのに3時間かかりました。志望している短大について思うことは色々あるのですが、原稿を前にすると、何を書いたらいいのか分からなくなります。本番では初めて見る文章を読んで、自分の考えをまとめて書かなければならないので不安です。
 家の経済的理由で私立大学や専門学校との併願ができず、落ちたら浪人になってしまいます。志望する短大の推薦入試は倍率が高いため、受かることは決して容易ではありません。評定平均は超えていますが、あまり余裕がありません。
 推薦入試で絶対に合格するためには、どのような対策をしたら良いでしょうか。

回答

 こんにちは、サブローです。今年度2回目の質問だが、おもいっきり突っ込ませてもらうぞ。質問の最後に「推薦入試で絶対に合格するためにはどのような対策を…」と書かれているが、こんな姿勢で推薦を受験するのは絶対にやめなさい。なぜか? 

『理由①』:推薦入試の出願基準をクリアしているだけで、合格した気分になってしまうからだ。君よりも評定が高い人、部活動や諸活動の実績がある人、皆勤の人、当日の小論文や面接試験が優れている人などが合格になる可能性が高いのは言うまでもない。

『理由②』:きっとこんな人たちは一般入試の勉強を疎かにして、推薦のための小論文や面接対策などに終始してしまう傾向があるからだ。なぜまずいか? 君の第一志望の推薦の合格発表は12月上旬だ。その時に不合格通知が届き、「あー、推薦の準備ばかりに時間をかけてしまい、一般入試の勉強はあまりやってないよー」という状態だったら、一般入試でのリベンジはあり得ない。わかった? 「推薦命」にはなってはいけないのだ。

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 最も大切なことは君がとるべき受験に対する姿勢はこれだ。「第一志望のすべての入試方式を受験する」という気持ちを持つこと。つまり公募推薦と一般選抜入試(センター)の両方だ。それではアドバイスに入ろう。

『推薦入試』…まず出願基準の評定平均値は3.8以上(昨年度)だ。わかっているとは思うが高3の1学期までの評定が関わってくるので、今学期も授業にしっかり取り組んで“0.1でも多く”評定平均を取りなさい。ぎりぎりクリアでは、小論文と面接でかなり頑張らないと合格圏内には入れなぞ。

『小論文対策』…大事なことは君の小論文の書き方のスタイルを確立することにあるので、合格した小論文や優れた小論文を読むことも勉強になるから、ネット上で探してみたり、また高校に先輩の小論文があるかもしれないので先生に聞いてみたりするのも良いだろう。添削についてはもちろん先生にお願いして、一つのテーマについて最低5回は書き直しをしよう。過去問をやり終えたら他の大学の過去問に挑戦すること。あと、新聞にもしっかり目を通し、教育関係の話題についてはノートに貼り、君の意見を書き込んでおくのも知識を増やすのに好都合だろう。

『面接対策』…今から取り掛かる必要はないが、すぐにでも志望理由書を完成させよう。その理由は、貴学が第一志望であるという気持ちを言葉で表せなければ、面接でそれを語れないからだ。その大前提がこれ。「私は、□□という学習計画があり、○○短大で勉強したいんです。△△短大ではないのです。」これを具合的に語れる人をその短大は求めているはずだよ。夏休みごろには先生に頼んで面接練習を入れてもらいなさい。ついでに、夏休み等を利用して保育園などにボランティアに行くのはどうだろう。自分をアピールできるポイントにもなるよ。

『一般入試』…とにかくセンター試験対策だよね。夏休みには10年分の過去問に取り組めるように、それまでに基礎力を固めるのだ。具体的にはこれまでやった模試をやり直すのも良いだろう。弱点を探し十分に復習をしておくように。また、今後の模試での目標得点率も考えておくこと。その短大のボーダーは60~65%ぐらいなので。秋のマーク模試では75%を維持できるようなればかなり自信を持って受験できるだろう。

 最後にもう一度言うが、とにかく推薦入試で100%合格の保証はない。もしも12月上旬に残念な結果が送られてきた時でも、「私は推薦の準備と平行して一般入試の勉強も計画通りにやってきたので全く問題ないよ。必ずリベンジしてみせる!」って言えるようになっていてくれ。

 なお、ここから先に書く内容は、きみと同じように「家が経済的に厳しいので、私立大は目指せない…」と考えている人に向けての【おまけのアドバイス】だ。

 多くの私立大で「奨学金制度」を設けているのは知っているよね。最近では「返済の必要のない“給付型”奨学金制度」も増えている。授業料が全額免除や半額免除されたりするケースがあるので、(入試で好成績を上げることが条件になるが)検討しない手はないと思う。

 「奨学金」と聞くと、「将来、その金額を返さなくていけない」と反応してしまう人が多いと思うが、『給付型奨学金』であれば、(入学後に学業に励むことが重要だが)返済しなくてよい。一概に「私立大の高い学費を払う余裕がない…」と、あきらめたりせず、大学の奨学金制度もしっかり調べてみよう。それではまた。
 サブロー

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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