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理系から文転した受験生。この1年のスケジュールの立て方と勉強法のアドバイスをお願いします。

  • [2018/3/19]
  • 関連キーワード:勉強法、センター試験、偏差値、模試

質問

 サブロー先生、こんにちは!
 私は新・高3生で、最近、ある国公立の大学の国際関係の学部に行きたい! と、目指すことにしたのですが、今私の偏差値は40台で、しかも、元々理系分野を志望していたので、文転をしたけれど入試に使わない科目を受けている毎日です。
 今まで、1年、2年とサボってきた自分が悪いのは十分に承知なのですが、経済的に浪人するわけにもいかないし、どうしても受かりたいんです。偏差値40台から一年で65くらいまでにするのは簡単なことではないのはわかっているつもりです。ですが、自分の可能性を諦めたくありません。本気で頑張りたいです。でも、努力する方向も、何から手をつければよいのかもわかりません。なので、今から、この一年を、どのようなスケジュールを立てて、どのように勉強をすればよいのか、また、文転した人は受験で使用しない科目と、自分で勉強しないといけない科目をどう勉強していけばよいか、教えてください!

回答

 こんにちは、サブローです。卒業式が無事に終わった。その日は朝から花粉症がひどく、約140名の精勤・皆勤や各賞の呼名のときにクシャミでも出たらどうしようかと思ったが、なんとか1回も噛まずに、思いを込めて呼名できたと思う。答辞の内容が、まさに私の3年間の思い出と重なり、そしてその生徒の落ち着いた気持ちのこもった話し方に、思わずホロっときてしまいました。3年間持ち上がりで指導できるって、教師冥利に尽きるものです。それでは今日の質問に答えよう。

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 理系からの文転は問題はないが、質問に書かれているその第一志望大学の受験科目と授業の科目の話から始めよう。まず「数Ⅲ」だ。定期考査の対策としては満点取れとは言わないから、教科書レベルの問題だけでも得点できればいいじゃないか。だからできる限り授業中で理解できるようにすれば、他の科目の勉強の妨げにはならないはずだ。次に理科の選択についてだが、国際関係学部系を調べてみると、上位大学の一部がA(基礎科目から2科目)かD(基礎を付さない科目から2科目)で、あとはAとB(基礎を付さない科目から1科目)がほとんどなので、「元・理系」の君にとっては全く問題ない。選択科目がわからないが、授業はとても大切だということ。また地歴・公民だが、これも選択科目がわからないが、すでに授業でやったならば問題集で演習を始めればいいね。そうでなければこれから授業と並行していくが、早めに教科書を終えて問題集で演習だ。最後は国語だ。高3でも授業があればいいが、おそらく理系の科目に押されて授業数が少ないことが予想されるので、やはり独学は避けられないね。特に古文・漢文だろう。

 それでは具体的な学習方法と学習計画に移ろう。まず偏差値40から65へのUPだが、もちろん無理ではないが、これまでは「勉強=暗記」と思っていなかった(もちろん暗記することはいっぱいあるがそれだけではない)? その考えを180度変えて欲しいのだ。結論を言うと「勉強=プロセス」が大事。ある問題を見たとき、「解答は何だろう?」ではなく、「どういう手順で考えたら解答まで行き着くか?」を筋道立てて(論理的に)考えるようにしてほしいのだ。君は理系だから数学の問題などはまさにこれでしょ。どの科目においてもこれを意識して勉強しよう。

 次に学習計画だが、とにかく復習が必要だが、そのための教材で都合がいいのが「模擬試験」だ。高1から高2の夏までは英数国の3科だが、秋と今年の1月か2月には5科でやったでしょ。これを全て満点取れるまで完璧にやり直そう。なぜか? これまでの高校の学習範囲が全て入っているからだ。もちろん全てとはいえないが、抜けてしまった学習範囲はそのあとの受験勉強でも補うことができるから、とりあえず大丈夫だ。これをゴールデンウィークぐらいまでには終わらせると良いねえ。理由はその頃に高3になって初めての模試があるからだ。そこで偏差値目標50ぐらいを設定したらどうだろう。つまり平均点を目指すのだ。話を戻すが、模試の復習の方法は、さっき言った「プロセス」を大事にした復習だ。まずは自力で調べるが、ダメだったらすぐ先生に聞きに行く。その時「どう考えたらこの問題が解けますか?」そして「この問題を解けるようになるには私にどんな知識が必要ですか?」これらを聞くのだ。そして家に帰ってから、先生の説明(プロセス)をスラスラ言えるようになるまで何回も繰り返すこと。そして自分に必要な知識を教科書などで補っていくこと。これらのことを必ずノートにまとめて、模試の前の晩に読み返してごらん。きっと模試での「ケアレスミス」を減らすことができるはずだ。余談になるが、本番の入試で、合格者と不合格者の差って何か知ってる? それがケアレスミスの数なんだ。少なければ少ないほど合格圏内だ。私は、このノートには「私の苦手ノート」とか「私のおばかノート」と題をつけなさいと生徒に言っている(笑)。その後の計画だが、夏休みにはセンター10年分だ。やり方は上記と同じ。秋になったら2次対策としての記述の練習を過去問・問題集で行う。

 最後に、旺文社さんの力を借りよう! 旺文社から発売されている「螢雪時代」という雑誌があるのだが、今月号(3月14日に発売された4月号)の特集は【《第1志望に合格する!》大学受験 全プラン】だ。「難関大突破の方法」「13科目別年間学習計画の立て方」「差が付くノート術」など、また予備校や高校の先生からのアドバイスも満載だ。もう塾や予備校なんか行く必要がないぐらい充実した内容になっている。絶対に参考になるはずだ。書店へ走れ!(こちらのページで「4月号」を見てみよう!)

 それでは、もう一度言うが、プロセスを大事にした学習を心掛け、第一志望への熱い思いを持ち続ければ、第一志望は君のために大学の正門を大きく開けて待ってくれているはずだ。頑張れよ!
 サブロー

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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