広島文教大の学生団体「パパママ応援団ぶんこ」が、2019 年度の広島市安佐北区地域活動表彰に選出された。この表彰は、地域づくりに貢献した個人、団体を対象に安佐北区が表彰するもの。今回は、区内の４団体１個人が表彰された。

　パパママ応援団ぶんこは、同大学の学生による子育て支援のボランティアグループ。2006年から、４歳以下の子どもとその保護者を対象に開くオープンスペース「ぶんこ広場」を運営している。ぶんこ広場では、子どもが遊ぶスペースや工作をするスペース、寝るスペースや授乳・おむつ替えをするスペースなどを設置。

　学生は０～４歳の子どもと一緒に遊んだり、季節に合わせたイベントを企画したり、保護者から子育ての体験談を聞いたりといった活動をしており、子どもが楽しめる作品づくりやイベントなど、日々試行錯誤している。

　地域活動表彰にあたっては、親子の交流を促進するとともに、子育ての不安解消と子どもの健全育成支援の功績が評価された。３月27日には、幼児教育コース３年の森田美空さんが表彰状を受け取った。

「ぶんこ広場」では、保護者も安心してくつろげるような場所をめざしている

この記事は「螢雪時代（2020年９月号）」より転載いたしました。