九州国際大の報道部の学生５名が、シャボン玉石けん株式会社が制作した「シャボンちゃんの手あらいうた」の動画をリレー方式でつないでPRしている。

　今年で創部10年目を迎えた報道部は、地元地域のコミュニティFMで放送している毎週１時間のラジオ番組を中心とした番組制作や、地域商店街の祭りをライブ動画で配信するPR活動などを行っている。また、地元企業の魅力を伝えるため、ラジオCMの制作やケーブルテレビとのコラボ企画も計画中だ。

　新型コロナウイルス感染拡大により活動の自粛が続く部員らは、福岡県北九州市に本社を置くシャボン玉石けん株式会社が、感染対策の一環として動画で手洗い啓発をしていることに触発された。オンライン会議で、部員の中から「動画をそれぞれで撮影し、一つの動画にまとめてみよう」との提案が上がった。

　動画は、動画投稿サイトYouTubeで公開。学生らは、手の平、手の甲、指の間、指先、親指、手首の洗い方を歌に合わせて紹介している。

　部長の坂口実結花さんは「私たちの活動が、少しでも地域の人の役に立てばうれしい」と語った。

歌に合わせてダンスをしながら、手の洗い方を紹介する学生ら

この記事は「螢雪時代（2020年９月号）」より転載いたしました。