桜美林大の芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修の授業の取り組みとして、日本コロムビア株式会社および株式会社ドリーミュージックと協働し、福岡を拠点として活動するポップビートバンド「図鑑」の楽曲『ゆら、ゆら、ゆら』のミュージック・ビデオ（MV）を制作した。

　今回のMV制作は、同大学の芸術文化学群の新たな取り組みである、産学連携によるProject Based Learning事業。ビジュアル・アーツ専修で芸術文化特講（デジタル映像制作）の授業を履修する14名の学生により、４月から企画提案、構成、撮影ロケーションの選定、エキストラの出演交渉、小道具制作、演出、撮影、編集と、すべてが学生主導で行われた。２か月半の準備ののち、同大学の町田キャンパス内で、緊張感と温かい雰囲気に囲まれながら、２日間の撮影を実施。「図鑑」のボーカルである平山カンタロウさんと人形たちやさまざまな学生たちが共演しており、ほっこりとした雰囲気の映像に仕上がっている。

　制作監督の澁谷琴音さんは「みなさんの協力もいただき、よい作品ができました」とコメント。達成感とともに、よい経験が積めたようだ。

使用された楽曲は銭湯ドラマ『のの湯』の主題歌で、制作されたMVはYouTube上で公開されている

この記事は「螢雪時代（2019年10月号）」より転載いたしました。