５月25日に、京都産業大の教職課程を履修している学生11名が、上賀茂小学校で行われた地域子育てイベント「カードラリー」にボランティアとして参加した。これは、上賀茂小学校に通う児童の保護者団体である「上賀茂おやじの会」が主催する毎年恒例のイベント。児童は数名ごとのグループに分かれ、上賀茂小学校区内に設置された６カ所のポイントを２時間かけて巡りながら地域について学ぶ。

　今年は、約50名の児童と約20名の保護者が参加。学生はグループの引率として児童と一緒に地域を回り、ゴール後は児童と一緒にカレーを食べた。学生は教職課程で学んだことを活かし、教える者の立場から、児童との距離をうまく縮めて良好な関係を築く様子が見られた。

　参加した学生からは、「元気な上賀茂小学校の子どもからパワーをもらいました」「授業と違う場面で関われた経験はとても貴重でした」などの声があがった。教職をめざす学生にとって「カードラリー」のボランティアは、子どもと関わり、将来教職に就く意欲を高めるよい機会になったようだ。

当日は天候に恵まれ、元気に動き回る子どもたちの姿が見られた

この記事は「螢雪時代（2019年８月号）」より転載いたしました。