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[文・人文・外国語・教養学部系統 編]学問図鑑 外国語学部系統

  • 【学部選びガイド 2020年版】文・人文・外国語・教養学部系統 編
  • [2020/5/7]

英語をはじめ諸言語を高いレベルで身につけると同時に、諸言語が使われている国や地域、民族の文化や生活なども深く知る!

なぜ、外国語学部?
語学を専門とする学部で語学を学ぶ意義とは?

 現在、大学に入ると、どの学部・学科でも、英語やそのほかの外国語を学ぶことが必修とされている。また、外国語学部以外でも、外国語を深く学べる学部もあんがい多い。

 そういったなか、外国語学部の語学分野で、英語をはじめとする諸外国語を専門的に学ぶ意義やメリットは、まず「読む・書く・話す・聞く」といった4技能を高いレベルで身につけられるということだ。また、それに加え、各言語が使われている国や地域、民族の文化や社会を深く理解できることも大きなポイントだ。

 外国語系大学(学部)では、まず、入試の際に、入学後、自分が専攻する外国語を選ぶ必要がある。全国の外国語学部の各学科数を見ると、圧倒的に英語が多く中国語やフランス語、ドイツ語、スペイン語などが続く。これらの言語は使用人口が多い、もしくは使用される国が多いのはいうまでもない。

 これら以外にも、アジアやヨーロッパ各国で使用されている諸言語も専攻できる大学もある。

 たとえば、東京外国語大学では全部で27言語、大阪大学外国語学部では25言語(ともに日本語も含む)もの言語を学べる。


初めて習う外国語
2年間の学びで得られるスキルとはどのくらい?

 英語は別にして、ほとんどの人は、それ以外の言語を大学に入って初めて接することになるだろう。それを学部卒業までの4年間で、高いレベルの4技能を身につけるために、相当にハードな勉強を強いられる。

 だから、いずれの大学でも、入学後2年間はほぼ毎日、文法や会話、リーディングの授業が集中的に行われる。

 その結果、2年次が終わった時点で、それぞれの言語で書かれた新聞や雑誌が辞書を使いながら読め、かつネイティブの人たちと日常会話ができるレベルの語学力を身につけることが、ひとつの目標となる。

 一方、英語を専攻した場合は、英語の4つの技能をさらに磨きをかける授業とともに、英語のみを使用して、国際関係学や経済学、社会学、史学などさまざまなテーマについて学ぶことになる。


留学は必須!!
短期・長期留学を通じて語学スキルさらにアップ

 さまざまな言語を学ぶにあたり、ほとんどの大学で、少人数制の授業が行われている。また、かならずネイティブの先生も配置されている。

 英語に関しては、学生個々のスキルに応じた習熟度別のクラス編成を行っている大学も多い。このように語学分野の各授業では、きめ細かい配慮がなされているのが特徴だ。

 また、諸外国から日本語を学ぶ多くの留学生を受け入れている大学も多く、同じ授業を受けたり、授業以外の時間に彼らと接する時間が多いのも特徴としてあげられる。

 さらに、いずれの大学でも海外への留学を強く後押ししている。たとえば、1年次の夏や春の休みを利用しての短期留学、そして2~3年次には半年から1年の長期留学制度を設けている。

 長期留学をする場合、多くの大学が海外の大学と提携しており、留学先の大学で受けた授業を、卒業に必要な単位に充てる制度を導入している。また、私費で留学するには、けっこうな額のお金が必要となるが、学内での成績優秀者には渡航費や滞在費、学費などを大学が全額もしくは一部、負担する制度もある。


4つの技能だけではない
異文化理解のために求められることとは?

 語学分野では各言語を高いレベルで身につけると同時に、各言語が使われている地域の文化や政治・経済、歴史などを深く知ることも大きな教育目標となっている。

 たとえば、フランス語やドイツ語を学ぶ場合、ヨーロッパ各国の歴史や社会、政治・経済について学ぶことも欠かせない。

 なぜなら、異なる文化や社会で生活する人たちの価値観や考え方などを知っておかないと、いくら言葉をしゃべれるようになったとしても、現地でビジネスを展開したり、諸問題を解決するといったことはできない。もちろん、自分の日本語能力をアップさせ、日本の文化や習慣などをきちんと説明できるだけの知識を持っておくことも、相互理解のために必須となる。

 また、地域を限定せず国際政治や世界各地の移民問題、国際協力などさまざまなトピックスについても学ぶ。

 ほかにも、日本語をはじめ諸外国語の音声や文法、構造などを比較することで、各言語の成り立ちや互いの関連性などを研究する言語学を学ぶこともできる。


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