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[文・人文・外国語・教養学部系統 編]学問図鑑 人文・教養・人間科学部系統

  • 【学部選びガイド 2020年版】文・人文・外国語・教養学部系統 編
  • [2020/5/7]

文学部系統の諸学問を出発点として、複数の学問分野を横断して生まれた諸学問から、社会や人間が抱える諸問題の解決法を探る!

文化とは何か?
その本質や意味を総合的に追究する文化学

 文化学とは、人文科学に含まれる文学や史学、民俗学、文化人類学などを中心に、社会科学系や自然科学系の学問分野も含めて、複数の学問分野から、人間が創り出してきた文化や思想を総合的に研究・分析する学問だ。そういった意味で、学際色の強い学問ということができる。

 文化学が対象とする領域はとても広く、文化を総合的に学ぶものもあれば、日本文学や日本語などに特化したもの、アジアや北米といった特定の地域や国などの文化研究に特化したものもある。

 さらには世界各国の文化をさまざまな観点から比較するもの、ほかにも、情報やコミュニケーションなどをキーワードにさまざまな文化を掘り下げるものまで、さまざまだ。

 全国の大学で文化学を学べるところの多くは、学部や学科名に「文化」「情報」「コミュニケーション」などといった名称を冠している。しかし、その教育・研究内容を学科名から判断するのは難しい。また、同じような名前でも、研究対象が大学によって異なることもよくある。

 そこで、志望する大学でどういった研究が行われているかを入学前に必ずチェックしておく必要がある。


答えがすぐに出ない
複雑な問題の解決を図る教養学と総合科学

 現代社会は、科学技術が高度に発展進化し、世界規模で情報化社会がとても速いスピードで進んでいる。

 一方で、グローバルな規模で、さまざまな環境・社会問題などが噴出しているが、それらはさまざまな要因がからみあって生まれたものだ。

 教養学とは、複数の学問分野の視点から、このような社会の諸問題をあぶりだし、その原因やもっとも適切な解決方法を探る学問だ。

 教養学には、人文科学系の諸学問のほかに社会科学系、自然科学系の諸学問が含まれる。

 教養学と聞いて、大学入学後、おもに1~2年次に人文科学、社会科学、自然科学の各分野のなかから選択する一般教育(教養)科目と、何が違うのかと思う人もいるかもしれない。

 名前は似ているが、一般教育の各科目はあくまで各学問の入門的な内容を学ぶものだ。一方、教養学を専攻した場合、おもに3年次から自分が専門的に学びたいと決めたテーマについて専門的に学ぶ。

 たとえば、政治学を専攻した場合、法学部政治学科と同じレベルの専門教育を受けることになる。

 この学問分野では、最低でもひとつ、場合によってはふたつの学問を専攻とすることもできる。つまり、経済学と数学、社会学と情報科学といったように、文系・理系の垣根を超えて専門分野を学ぶことも可能なのだ。

 なお、国際教養という名称を学部や学科名に冠する大学も全国にけっこうある。

 こういった大学のなかには、すべての授業を英語で行ったり、在学中に留学を義務づけているところもある。

 総合科学分野も、学べる学問の種類や内容は教養学分野とほぼ同じと考えてよいだろう。

 教養学、総合科学分野の学部を有する大学で開講されている授業を見ると、多くの大学で、自然科学系の学問は理学分野の学問が中心となっているので、文系・理系の両方の学問を学びたい場合、志望校の開講講座の内容を事前に調べておくべきだろう。


人間の心理と行動
その因果関係をさまざまな学問分野から探求する

 人間科学分野は、心理学から出発し、行動学や教育学、社会学などを核とし、生命科学や健康科学などの学問分野とも連携して、人間の心理とそれにかかわる行動を探求する。

 その際、キーとなるのが「科学的手法」を用いることだ。

 具体的には、実験や観察などを厳格なコントロールのもとに実施し、その結果を統計的に分析し、そこから客観的な事実や知見を導き出すという手法をとる。

 さらには、人間を取り巻く社会や文化との関りなども研究対象となっている。たとえば、「人間」を軸に「環境」や「福祉」、「情報」などをキーワードとして、文系・理系にまたがるさまざまな学問領域を横断して、現在を生きる人間の行動や活動を分析するという学問分野もある。

 心理学の項目でも触れたが、この学問分野でも、公認心理師臨床心理士試験の受験資格に必要なプログラムを開設している大学も多い。

 なお、人間科学と関連深い学問として、ヒトの祖先である、サルやゴリラ、チンパンジーなどの生態を観察・研究することで、人間の意識や行動の本質を探ろうとする霊長類学がある。この分野の日本の研究成果は、世界のなかでトップクラスの水準を誇っている。


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