《国公立大》国公立大志向は強まるも、共通テスト難化と後期縮小が逆風に!?
《私立大》チャレンジ志向は強まるが、推薦型・総合型人気もあり二極化か?!
2021年共通テスト導入と、2025年「新課程入試」の中間にあたる2023年入試。
「コロナ禍」や国際情勢による経済不安に加え、共通テストの難化も予想されるが、一般選抜の志願者数は、国公立大が約1%減、私立大が約1%増と予測される。
一見“波静かな”入試だが、チャレンジ志向が強まる一方、「推薦型・総合型人気」も影響、全体に二極化が進みそう。学部系統別では、国立大の「理系拡大」もあって、理・工・農の人気アップ、国際・教員養成の人気低迷など、「文低理高」が続きそうだ。
この記事は『螢雪時代11月臨時増刊』の特集より転載(一部、webでの掲載にあたり、加筆・変更を施した)。
【共通テスト】共通テストの志願者数は2%減少し52万人前後か
ここでは、高校・予備校の進路指導のベテラン先生方へのアンケートを参考に、さまざまな変動要因を総合し、国公私立大の難易や人気度がどう変わるのか、2023年(以下、23年。他年度も同様)一般選抜の動向を予測する。