国公立大の入試概要をまとめた『選抜要項』が全て出そろった。「コロナ禍」の下でも、2021年に予定していた実施方法に戻す傾向が見られる。その中から、志願動向に影響しそうな変更点を紹介する。
※この記事は『螢雪時代・2021年10月号』の特集より転載。(一部、webでの掲載にあたり、加筆・変更を施した)
《全体解説》
大阪市立大・府立大が統合、「メガ公立大」が影響大!?
募集人員が一般選抜から推薦型・総合型選抜へ移行
宮城教育大・富山大・熊本大の教育学部で改組、定員減!
国公立大の2022 年(以下、22年。他年度も)入試「選抜要項」で、各大学の募集人員、入試科目・配点などが正式に発表された。
入試改革初年度の21年入試では、一般選抜も学校推薦型・総合型選抜も変更点が多く、しかも新型コロナウイルス感染拡大(以下、コロナ禍)の影響で、選抜要項発表後もたびたび変更され、中には取りやめる方式もあった。22年入試では、募集人員、日程や科目・方式などの変更は前年より少ない。その中から一般選抜の変更点を以下で紹介する。共通テスト(以下、共テ)の出願へ向けて、『螢雪時代』10月号付録『2022年全国/国公立大学 入試科目・配点一覧』とあわせ、志望校決定の参考にしてほしい。