2020年 私立大入試 志願者動向分析
【2020年5月】
“超絶安全志向”で難関~中堅上位が軒並み志願者減、ランクダウンが顕著!
2020年私立大入試について、難関私立大の一般入試を中心に、人気度を示す「志願者動向」と、難易変動の指標となる「実質倍率」を見ていく。また、2021年“新入試”の最新情報も紹介する。
※この記事は『螢雪時代・2020年5月号』の特集より転載。(一部、webでの掲載にあたり、加筆・変更を施した)
・ここ数年の私立大難化への警戒心、公募制推薦の合格者増などが影響。中堅理工系で大幅増が目立つ
・京阪神で合格者増と倍率ダウンが目立つ。龍谷大・近畿大・甲南大が倍率ダウン、九州産業大・西南学院大が倍率アップ
・公募制推薦は合格者が11%増。特に京阪神で16%増、倍率ダウン。近畿大・追手門学院大などが易化か
・2021年の私立大入試はここに注目! 学習院大・上智大が共テを新規利用。関西学院大で理工系4学部が誕生!
ここ数年の私立大難化への警戒心、公募制推薦の合格者増などが影響。中堅理工系で大幅増が目立つ
2020年私立大一般入試(おもに2月入試)の志願者数は、前年比4%減少した。ここ数年の難化と2021年“新入試”を警戒し、“超絶安全志向”の出願となった。「高レベル・高倍率」のセンター試験利用入試が敬遠され、志願者が激減した。学部系統別では理工、農、芸術・体育を除き軒並み減少、「中堅理工系人気」が高まった。