2019年 国公立大入試 志願者動向分析
【2019年4月】
センターの易化と前年の“私立難化”が影響、後期・公立大中期まで粘る出願に
2019年国公立大入試について、各大学・学部や学部系統などの人気度を示す「志願者動向」を分析する。さらに、これから目指す2020年入試の最新情報も紹介する。
※この記事は『螢雪時代・2019年4月号』の特集より転載(一部、webでの掲載にあたり、加筆・訂正を施した)
・センター試験の平均点アップで、文理ともに“初志貫徹”の堅実出願。国立・公立ともに中堅校が人気集める ・文理ともにほぼ前年並みの「文理均衡」。北海道大・筑波大が増加、東北大が減少。前期で2段階選抜の不合格者が増加! ・20年入試の変更点を速報! 宇都宮大・群馬大が「共同教育学部」を設置。医学部医学科で募集枠縮小が目立つ
センター試験の平均点アップで、文理ともに“初志貫徹”の堅実出願。国立・公立ともに中堅校が人気集める
国公立大の志願者数は1%増、志願倍率は4.6倍→4.7倍とややアップした。国立大の前年並みに対し公立大3%増、特に中期日程の増加が目立った。センター試験の平均点アップと、前年の「私立大難化」への不安感が影響し、国公立志向がやや強まったが、“超安全志向”からセンターの得点を生かす堅実出願となった。