2019年 国公立大&私立大 一般入試“合格ライン”突破対策!
【2019年1月】
得意科目を最大限に生かした得点プランで合格ラインを超える!
大学入試に満点はいらない。合格ラインをクリアすればよい。最難関の医学系で得点率80%以上、その他の学部系統で60~70%台とされる合格ラインを上回るには、得意科目で高得点をかせぎ、不得意科目の失点を防ぐ、自分の強みを最大限に生かした戦略が必要だ。ここでは、センター試験、国公立大2次試験、難関私立大入試それぞれについて、合格ラインを突破するためのプランを紹介する。
※この記事は『螢雪時代・2019年1月号』の特集より転載。(一部、webでの掲載にあたり、加筆・変更を施した)
センター試験で70%、国公立大2次試験は50~60%、難関私立大では60~70%を確保!
総合点の「合格ライン」のクリアを目標にしよう
センター試験、そして一般入試の本番を直前に控え、「どれくらい点を取れば合格できるのか」と不安なことだろう。そこで目安となるのが、各大学が案内パンフレットやホームページで発表している「合格最低点」だ。
入試の合否は、たいてい「総合得点」で決まる(例外的に、受験科目中の特定科目の成績順位で決まるケースもある)。総合得点とは、受験した全ての教科・科目の合計得点だ。国公立大ならばセンター試験(5または6教科が主)と2次の個別試験(2~3教科が主)の合計得点、私立大ならば2~3教科の合計得点ということになる。
合格最低点は、合格者のうち順位が最下位の人の得点だ。発表方法は、大学・学部によって素点(選択科目は得点調整後の場合も)だったり、得点率(合格最低点÷満点)だったりするので、「合格ライン」「ボーダーライン」とも呼ばれる。合格するには、とにかくこのラインを上回ればいい。特待生を狙わない限り、満点でも合格最低点でも、合格に変わりはない。
もちろん、年ごとの入試問題の難易や倍率の変動、科目数や配点の変更などによって、合格最低点も上下する。それでも、具体的な合格者像をイメージできる、最も現実的な目安であることは確かだ。ふだんの過去問演習では、年ごとの合格ラインと自分の実力との距離を常に意識し、まずはその距離を克服していこう。