11年ぶりに定員増がストップ!
臨時定員増の期限延長を46大学の医学部が申請
2018(以下、18)年度は、医学部医学科(以下、医学部)の入学定員増が、11年ぶりにストップする。08・09年度の定員増のうち、臨時定員増(317人)の期限切れに対し、46大学で計304人の期間延長が文部科学省に申請され、新たに4大学で計12人の定員増も申請された。申請段階で規模を縮小した医学部もあり、過去最多となった17年度に比べ、医学部定員は9,419人で1人減となる。
医師不足、特に地域医療や特定診療科(小児科・産科など)の担い手不足が深刻化した状況を解消するため、医学部では08年度以降、17年度まで10年連続で計1,554人(新設2大学による増員を除く)の定員増が行われた。このうち1,010人(約65%)が期限付きの臨時定員増だ。