2021年共通テスト「国語」はこんな問題!
[Point 1]
試験の枠組みに大きな変化はなし。「従来通りの力+α」が求められる
共通テスト初年度ということでセンター試験からの変化が注目されたが、試験の枠組みは大きく変わってはいない。現代文2問(評論・小説)・古典2問(古文・漢文)という大問構成、読むべき文章の量、文章のテーマや難易度、マーク数も大きくは変化しなかった。まったく新しい試験になったわけではなく、これまで通り基礎的読解力を問い続けたうえで、新しい力を問おうという意図が読み取れる。現代文の漢字、語彙、論理的読解力、古典における単語・文法・句法の基本知識や正確に速く訳す力も、変わらず不可欠である。