共通テスト対策 ラスト30日の戦略は?
戦略1:単独科目の「倫理」と「政治・経済」の問題も研究する
戦略2:倫理は人物ごとに代表的著作の名称も確認しておく
戦略3:政経は年表や地図、日本国憲法の条文もチェックする
30日で5つの対策を実行し、共通テスト本番に備える
ラスト30日の対策としては、①模擬試験の見直し、②センター試験の過去問研究、③予想問題の演習、④教科書を再点検、⑤本番当日の作戦を練る、などがある。①・②に関しては、「倫理、政治・経済」の問題にこだわらず、単独科目の「倫理」と「政治・経済」の問題も研究したい。単独科目の問題は、設問数に制約がある「倫理、政治・経済」と比べ、学ぶことのできる知識事項が多いからだ。また、新形式の設問への対処法を学ぶ機会を増やすという意味でも、単独科目の問題を有効に活用したい。③・④・⑤に関しては、予想問題の演習を通じて、試験時間の配分をどうするべきか、教科書のどこを重点的に復習すべきか、本番直前に最終確認すべき知識は何か、などを分析しよう。あわせて、“試験会場で本番直前に最終確認することリスト”などを準備しておくこともお勧めしたい。なお、直前に見るべき知識事項といえば、“特に苦手な知識事項”が定番だ。他にも、倫理ならば各人物の著作の名称や事績、政経の場合は年表や地図、グラフ資料、日本国憲法の条文などが“試験会場で本番直前に最終確認することリスト”に入る候補となり得る。