共通テスト対策 ラスト30日の戦略は?
戦略1:試験で正解するための実戦的な技法を身につける
戦略2:出題のタイプを意識し、時間配分に注意して演習する
戦略3:知識の習得に最後の最後まで徹底して取り組む
出題形式や内容に応じた正解判断力を身につける
本番で必要なのは、「見覚えのある知識」ではなく「実際に問題を解答するのに使える知識」である。これを身につけるには、実際に問題を解くことが必要だ。センター試験では、一部の問題にレベルの高い知識や細かな事柄に関する選択肢が見られ、そのような傾向は共通テストでも引き継がれる可能性がある。しかし、「正解すること」が最重要なのだから、そうした難易度の高い選択肢にとらわれる必要はない。不明な選択肢は判断を保留しつつ、標準的な知識で判断できる選択肢を見抜き、確実に正解するための技法を身につけたい。また、共通テストでは、知識の有無を試す問題だけでなく、受験生の「思考力・判断力」を試すことを主眼とした、図表読解問題や文章資料を読ませたうえで解答させる問題など、さまざまな出題内容・形式の出題が想定される。このような問題は、解答に時間を要すると思われるので、今後は時間への意識を常にもち続けよう。そして、ほとんどの問題が、正確な知識を持っていることを前提としたものになるだろう。自分に不足している知識を洗い出し、それが本番で問われても正解できるように、努力を最後まで続けよう。