共通テスト対策 ラスト30日の戦略は?
戦略1:手薄な時代・地域・分野を見つけて克服する
戦略2:教科書の図版・地図・グラフなどを見直す
戦略3:制度・文化などの変遷を大きな時間軸で確認する
教科書全般の最終確認をテーマに沿って入念に行う
共通テストはセンター試験と同様、すべてが教科書から問われる。したがって、これまでに受けた模試やセンター試験の過去問演習などを通じて、「どの分野からの出題に自分は弱いのか?」「どういう聞かれ方をされると失点するのか?」を認識したうえで、教科書の最終確認をするとよい。残り30日の状況下では、単純に教科書の最初から最後まで通しで読み込むのではなく、“この点に注目して見直そう”といったテーマに沿っての確認が効果的だ。例えば、「苦手な時代・地域・分野をピックアップして読み直す」などだが、その際、地図や図版などにも必ず目を通してほしい。特に近現代では、グラフや統計データなどにも注目しよう。共通テストでは、そうしたデータを使って当時の時代や世界を考察させる問題も出題される可能性が高いからである。グラフなどの掲載が少ない教科書の場合は、資料集なども併用することをお勧めする。さらに、制度や文化などは、その時代だけで理解するのではなく、その後の時代にどのように影響したのか、どう変遷したのか、他の地域や国にどのように伝わったのかなど、タテにもヨコにも幅をとった確認を忘れないこと。