共通テスト対策 ラスト30日の戦略は?
戦略1:教科書のコラム記事を熟読し、新たな視点を確認する
戦略2:教科書に掲載されているすべての図版をチェックする
戦略3:試験前日まで問題演習を積み、実戦力に磨きをかける
「出たらマズイ…」という苦手分野は質問で解決する
共通テストでは、民衆運動などに見られるような社会と個人との関係、生活文化の視点からとらえた地域社会の歴史など、教科書の小見出しとは直接関係がないテーマでの出題が予想される。例えば、飢饉・地震・噴火・水害といった天変地異や全世界に蔓延した新型コロナウイルスのような疫病が、これまでの歴史をどのように変えてきたかを考察させる問題なども出題のターゲットとなる。とはいえ、取り上げるテーマは斬新でも、教科書学習で得た知識で十分に解ける問題が多い。解答に必要なデータはすべて教科書に盛り込まれているので、再度読み返して確認しよう。歴史を見る新たな目を養うために、コラムや「歴史へのアプローチ」など、教科書の本文以外の記事にも目を通し、疑問点が生じたら積極的に先生に質問して確実に理解すること。また、共通テストでは必ず図版(地図・絵図・写真・表・グラフなど)が出題されるので、教科書に掲載されている図版はキャプションまで細かく目を通しておく必要がある。出題形式はセンター試験とほぼ同じなので、センター試験の過去問で正誤問題や史料解読問題、年代配列問題などに慣れておきたい。