共通テスト対策 ラスト30日の戦略は?
戦略1:数を追うより、本質を見極めながら深く追求・理解する
戦略2:データの統合・解析・推論に重点を置いて演習する
戦略3:すぐに解説を見ず、資料等をもとに自力で解決する
演習問題は複雑なものを選び、理解度を確認しながら解く
演習は、数を追うよりできるだけ複雑なものを選び、1問ずつ内容・構成を精査し、関連事項の統合・解析・推論に重点を置き、理解度を確認しながら進めよう。適切な選択肢を選ぶ問題では、誤文を読み飛ばすのではなく、誤りの箇所の修正方法や、出題者が何を試そうとその選択肢を作ったか、といったことを考えながら進めたい。「化学」の試行調査では、記述問題のような高度な内容も扱われていたので、国公立大2次や私立大入試の対策と合わせて進めるのもよい。センター試験の過去問を利用する場合は、「化学」では出題範囲的に2005年以前の問題が適合するが、できれば1996年以前のものもやっておきたい。また、演習などで間違えた事項を、1冊のノートに次々と書き出した「間違いノート」を作成するのもオススメだ(過去の偉人科学者も同様のことをやっている)。受験直前にそれを眺めれば、本番で同じ間違いを防げる。なお、日頃から四則計算は電卓ではなく、面倒でもすべて筆算でやること。本番の数値計算で時間を無駄に消費しないためにも心がけたい。特に、計算の間違いに気づいて解き直す場合など、日頃の訓練がものを言う。