共通テスト対策 ラスト30日の戦略は?
戦略1:どのような物理の力を問う問題か見抜く力を鍛える
戦略2:グラフや図の問題の着眼点を見いだす力を鍛える
戦略3:入試で典型的な問いに素早く解答できる力を鍛える
見かけに惑わされず、ポイントを押さえる力を養う
共通テストでは、日常生活や身近な現象などを題材とした「現実的な設定の問題」や、従来の入試問題ではあまり見られないような「目新しい形式の問題」が出題される。そこで、問題の設定や形式に惑わされずに、どのような物理の力を試そうとしているのかを問題文から読み取る力が重要となる。また、実験に関する問題などではデータを整理したグラフや状況を表した図が与えられるが、このグラフや図のどこに着目して考えればよいのかを見いだすことが解法のポイントとなる。グラフや図では全体を見ることはもちろん大切であるが、重要な「点」に着目することで要領よく考えることができる。これらの練習を十分に積んでおこう。
ただし、共通テストで今までの入試問題とは異なる特徴をもつ問題がほぼ確実に出題されるとはいえ、すべての設問が目新しいわけではない。通常の入試問題と同様の設問も見られる。このような標準的な問題で確実に得点することが高得点につながる。なお、数学的な手法を活用して考える問題も出題される可能性がある。時間が許すかぎり、高校の履修範囲の数学を活用する力も鍛えておきたい。