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≪夏にレベルアップ!≫【政治・経済】全分野の基盤となる、経済理論と憲法をまずマスターする

  • [13科目別]夏の超レベルアップ↑学習術
  • 河合塾 栂 明宏 先生
  • [2017/7/19]

夏休み40日は受験の天王山といわれる。
今やるべきこと、今やらないと後悔することをしっかり見極め、この夏克服すべき最重要課題を洗い出そう。
ここでは各科目についてレベルアップ学習術の詳細を解説する。
入試で最大成果を上げるための夏休み学習計画のポイントも示したので是非参考にしてほしい。


夏の最重要課題はこれ!

Level up 1
経済理論を自在に使えるようになる・・・・《時間配分 40 %》

理論を使いこなして、経済分野攻略を目ざす

使用アイテム:教科書・解説型参考書

 経済の歴史や時事的動向を押さえる場合、たんに「何年にこういう出来事があった」と暗記したのでは意味がない。入試では、現実の動向を理論に照らして理解できるかが試されることが多いからである。たとえば「バブルの発生」であれば、円高による不況の発生とその対応としての低金利政策、その結果として資金が投機に向かった、という為替相場の理論や金融政策についての理解が併せて問われるわけである。そこで、経済理論を自在に使いこなすことを目ざしてもらいたい。その際には、用語を暗記すること以上に、経済の仕組み・考え方を納得することを心がけよう。教科書や解説型参考書を読み進める際には、「金利が下がればお金を借りやすくなるから資金の供給が増えるわけだ」というように、具体的なイメージを描くようにするのが、攻略のための秘訣だ。

Level up 2
人権と統治機構について整理する・・・・《時間配分 40 %》

政治分野の基本である憲法の2本柱を押さえる

使用アイテム:資料集・解説型参考書

 政治分野の基本となるのはやはり憲法だ。したがって、憲法学習は絶対におろそかにできない。憲法の柱となっているのは「人権規定」と「政治運営の仕組み(統治機構)」であり、入試でもこの2つの柱は頻出事項なので、まずこの2つを確実にマスターしよう。人権保障については、どのような人権規定があるのかはもちろんのこと、それに関連する制度や法律、そして重要判例にまで目配りをしよう。特に判例は、それ自体が出題されることはもちろん、規定の理解を深めるのにも大いに役立つ。資料集には、いくつもの重要判例が事件のあらましとともに掲載されているので、それを読んでみよう。統治機構については、制度やルールの正確な理解が何より肝心だ。国会・内閣・裁判所といった各機関の権限や運営ルール、そして機関相互の関係を正しく整理して覚えていこう。

Level up 3
基本問題の演習で定着度を点検する・・・・《時間配分 20 %》

問題演習を通じて、知識の理解度と定着度を確認する

使用アイテム:解説の充実した基本問題集

 「とにかく知識が重要だ!」として、知識のインプットばかりに集中してしまう受験生をときどき見かける。もちろん知識は重要だ。しかし、誤った「知識」をインプットしていたとしたら目も当てられない。インプットした知識が本当に正確かどうか、そして確かに身についているか、きちんと点検する必要がある。そのためには問題演習が最適だ。問題に取り組んで「間違えた」ならば、自分の知識に誤解があること、知識が定着していないことを、その問題から指摘されたわけである。それならば、その指摘に応えてすかさず誤解を正し、知識を正確にし定着させればよいのである。知識の点検ということからすると、インプットと問題演習はセットで実行することが効果的だ。また、この時期には分野ごとの知識確認が大切なので、分野ごとに編集された問題集を使うとよいだろう。

プランニングのポイントはここ!

1 時事などの前提となる、基本理論をまず習得する
2 知識のインプットと問題演習は、セットで行う
3 ただの丸暗記ではなく、理解・納得を心がける

夏の学習の“疑問&悩み”Q&A

【Question】 問題を解くのに、時間が長くかかるのですが?

 知識が不十分だったり使いこなせない段階では、「こうかな? ああかな?」と悩んでしまい時間がかかるだろう。本番の試験では時間内に解答しなければならないが、今は知識を定着させ、使いこなす力を育成するために問題に取り組んでいるのだから、まだ時間を気にする必要はない。むしろしっかり考えながら問題に取り組もう。

【Answer】 知識・理解不足が原因なので、焦らないこと



【Question】 直前に、一気に仕上げられると聞きましたが?

 直前期には直前期で、他教科とかやるべき事柄がたくさん出てくる。「政経は直前にやれば何とかなる」という無謀なウワサに流されて、「結局は何もせず本番に突入してしまった」と後悔する受験生も見受けられる。そうならないよう、夏のこの時期から計画的に時間を割り当て、最重要課題で示した事柄だけでもマスターしよう。

【Answer】 無謀なウワサに流されず、対策は計画的に行うこと

この記事は「螢雪時代(2016年8月号)」より転載いたしました。

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