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≪夏にレベルアップ!≫【日本史】文化史は要点を書いてまとめ、近現代史は読んで輪郭をつかむ

  • [13科目別]夏の超レベルアップ↑学習術
  • 代々木ゼミナール個別指導スクール 菅野 祐孝 先生
  • [2017/7/19]

夏休み40日は受験の天王山といわれる。
今やるべきこと、今やらないと後悔することをしっかり見極め、この夏克服すべき最重要課題を洗い出そう。
ここでは各科目についてレベルアップ学習術の詳細を解説する。
入試で最大成果を上げるための夏休み学習計画のポイントも示したので是非参考にしてほしい。


夏の最重要課題はこれ!

Level up 1
文化史のサブノートを完成・・・・《時間配分 60 %》

旧石器から現代までの文化を、見開き2ページで整理

使用アイテム:A4判の大型ノート1冊

 文化史はどの大学でも必ず出る分野なので、これをいかに整理するかがこの夏の課題となる。文化史はどうしても事項の暗記に重点が置かれがちだが、知識をどれだけ覚えこむかによって点差に大きな開きが出る。そこで旧石器文化から現代文化までを教科書の記述に沿って、①特徴、②美術(建築・彫刻・絵画・工芸・書跡)、③文学・史書、④教育・学問・研究業績・思想、⑤宗教(仏教・神道・キリスト教)の5大柱を中心に、マーカーを引くだけではなく、要点を「書いて」まとめよう。その際、A4判のノートに原則として見開き2ページを単位に1つの文化をまとめ切ることがポイントとなる。分量が足りない場合には、次の2ページを見開きになるように整理すればよい。また写真も出るので、ノートの余白には図版集から切り抜いた写真を貼付すると、視覚的理解も深まるはずだ。

Level up 2
近現代史は教科書の素読みでOK!・・・・《時間配分 20 %》

分野別に読みつなぎながら、大きな輪郭をつかもう

使用アイテム:高校で使用している教科書

 入試では近現代史からも相当量が出題されているが、学校の授業進度との関係で現代史まで終わらずに入試に突入する受験生もいる。そこでこの夏休みには、教科書を素読みして近現代史学習のためのエンジンを始動させよう。といっても必ずしも教科書をそのまま読む必要はない。なぜなら政治・外交・経済・文化などが項目別に編集されているため、順序通りただ読みつないでいくと、前後の関係が見えず、全体像がつかみにくくなるからだ。幕末から読んでもいいし明治初期から始めてもいいが、その際、政治史なら政治史、外交史なら外交史、経済史なら経済史の部分だけをうまく読みつないでいくと、それぞれの分野の輪郭がはっきり浮かび上がるはずだ。細かい年代や歴史用語の暗記は2学期以降でも十分に間に合うので、ここでは「歴史の流れをつかむ」ことを目標にすればよい。

Level up 3
通史の問題集で既習分野を復習・・・・《時間配分 20 %》

問題演習で、知識の定着を確認しながら実戦力を養う

使用アイテム:時代順に編集された問題集

 学習を進めていくにつれ、それまでの内容が知識としてきちんと定着しているかどうかについては、誰もが不安に思うようになる。そこでこの夏休みには1学期に学習した内容と、サブノート作りを進めている文化史の既習部分について、問題集で知識の定着度を確認しよう。受験勉強における問題演習は、日本史の入試問題がどのように出題されているのかを知る好機であると同時に、知識の忘却と枯渇を防ぐ唯一の手段と言ってよい。そこで原始時代から現代までを時代順に編集した「通史」問題集を用意し、1日10分をメドに毎日解く。この積み重ねが大事で、「習うより慣れろ」という言葉もある通り、実戦力を鍛えた者が最終的には勝者となる。2学期には近現代史も学習範囲に入ってくるので、そのウォーミングアップも兼ねてこの夏休みからさっそく問題演習に取り組もう。

プランニングのポイントはここ!

1 サブノートは立体的にきれいにまとめる
2 近現代史は政治・外交・経済にわけて読む
3 問題集は毎日解いて知識の枯渇を防ぐ

夏の学習の“疑問&悩み”Q&A

【Question】 年代や語句などの、いい覚え方ってありますか?

 市販の参考書には年代暗記法や語句暗記法もあるが、感性的に合わないものもあるだろう。そういう場合は、「自分だけに通用する覚え方」を開発すればよい。自己流の覚え方が一番記憶に残りやすいのだ。たとえば「1年9組35番、美濃部です」とやれば美濃部達吉の天皇機関説が攻撃されたのは1935年となる。

【Answer】 自己流の覚え方を開発しよう。それがベスト!

【Question】 国公立大向けの学習法は、どう違うのですか?

 私立大は語句中心、国公立大は論述中心なので、思考力を試す論述問題に慣れる必要がある。そこでこの夏休みはその準備期と考え、歴史の流れや展開を理解することに努めよう。書くトレーニングとしては原稿用紙に歴史用語を100字程度で説明する練習から始め、2学期以降、先生の添削指導のもとで論述演習を積めばよい。

【Answer】 語句暗記より思考力を鍛える学習が必要だ


この記事は「螢雪時代(2016年8月号)」より転載いたしました。

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